継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【89話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は89をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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89話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【88話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は88話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 綺麗な黄色

鳥の歌に耳を傾けていると、いつの間にか一曲を完唱していた。

そうして誉めてくれと言わんばかりに、私の肩に飛んできて頭を振る。

「王妃様、いかがですか?」

「本当に歌声が素敵で、ビックリしました」

「私が一番好きな曲です。気に入ってくれたようで嬉しいですね」

そう言ってレイブンは純朴に笑った。

20代後半くらいのはずなのに、笑う姿は少年のようだ。

「良い歌を聞かせてくれてありがとうございます。この歌だけでも十分なプレゼントですよ」

最初のプレゼントまでは好意と言えるが、2番目のプレゼントからは少し負担になる。

これだけ貰ってしまうと、私も何かを返さないといけないのに。

これに見合うものを与える自信がなかったのだ。

レイブンは私の拒絶に困惑しているようだった。

彼は途方に暮れて口をつぐんだ。

「それでは療養中の間はどうでしょうか?その間は良い気分転換になるでしょう」

うーん、欲しいけれどすぐに受け取るのもあれだ。

いっそのことお金を払って貰う方が・・・。

悩んでいると、主治医がこっそり入ってくる。

彼は慎重に口を開いた。

「失礼ですが王妃様が薬を飲む時間ですので・・・」

「ああ、それでは失礼しますね。王妃様、快癒を祈っています」

レイブンは大きな未練なく席を立つ。

 



 

レイブンが去ってから、私はようやく自分の心を落ち着かせることができた。

ふぅ、大変なことになるところだったよ。

どうしてこんなにも私の気にいるものを選べるのだろうか?

それに拒絶の仕方も上手だ。

レイブン、現代で生まれたホストみたいな職が天職だと思う。

通帳が破壊されるよ。

そんなことを考えながら、私は薬を飲み込んだ。

「王妃様、少しずつ快方に向かっていますので、あまり心配なさらないでください」

「もしかして流行病の原因について何か分かったのですか?」

「・・・まだ不明です」

主治医はとても恐縮そうに話す。

治療法まではわからなくても、せめて原因が分かればいいのに・・・。

医者が退出した後、私はベッドに向かう。

散歩に行こうと思っていたが、その間に体がだるくなってしまった。

「君、大丈夫?」

「うん、少し疲れただけよ」

ネックレスから微かな声が聞こえる。

ロケットを開くと、ヴェリテが心配そうな目で私を見ていた。

私が病気になってから、彼にも苦労をかけってしまった。

私は自分で見ていないのでよく分からないが、鏡の中には色々な空間があるようだ。

そしてその中には書斎もあるという。

ヴェリテは私が病気になっている間に、あらゆる本を読み漁ったそうだ。

だが人間の歴史の中で、こうした病気が現れたのは今回が初めてだという。

「治療法までは分からなくても、原因が分かれば・・・」

こんなに焦っている姿は初めて見た気がする。

「本当に変な病気だ。どれだけ探しても似たような事例さえ出てこない。感染経路も不確実だし、病気になった人たちの共通点も特にないのだから」

「うん。最初は伝染病と疑ったらしいけれど、別にそういうわけでもないんだって」

各地域で同じ病気が回っているが、伝染病はない。

そんな珍しい現象だった。

ヴェリテは頭が痛いような表情を浮かべる。

彼は何かをブツブツ呟いていた。

「どうして急にこの秋から病気が回っているんだ?何か理由があると思うのだけど・・・」

 



 

ヴェリテの言葉に私も悩んだ。

彼の言う通り、なぜよりによって秋にこんな病気が出始めたのか。

去年の秋と何か違いがあるはず・・・。

その時、ヴェリテがガラスの鳥に気づく。

さっき主治医が入ってくる間にレイブンが忘れていったみたいだ。

そういえば同じ魔道具だから友達になれるのでは?

そう考えていると、鳥が神経質にネックレスをつつく。

「あ、突いちゃダメよ!」

私は慌てて鳥をギュッと掴む。

ついさっきまで攻撃的だった鳥が大人しくなった。

「同じ魔道具だけど友達になれる?」

「絶対に嫌だ」

ピッピっと音を立てて鳴いている姿は、本当に鳥のようだ。

もう一度見ても本当に綺麗な黄色だった。

この黄色もレイブンの魔力なのだろうか?

日光が当たると黄色はいっそう鮮やかで華やかな光に輝く。

黄色というには強い色だ。

ブロンドのような黄色?

いや、違う。

ゴールドでもないし、ハニーイエローでもないこの色は・・・。

あえて言うなら、オフィメントだ。

「王の黄色」と呼ばれるあの輝かしい金色。

ふと講義の時間に聞いた話を思い出す。

 



 

ヴェリテも頑張ってくれていたようですね。

博識な彼でも分からない病気とは・・・。

ですがアビゲールが何かを思い出しました。

これが病気の原因を掴むキッカケとなるのかもしれません。

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