こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は221話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
221話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 2対1
セイブリアンとブランシュは意気消沈した顔で並んでドアの前に立った。
彼は2回ドアをノックした後、口を開く。
「セイブリアン・フリードキンです」
「・・・どうぞ」
ナディアの声には塩気のような不快感が漂っていた。
ドアを開けると、その理由が分かる。
ナディアはアビゲールとソファに並んで座っていた。
二人だけの時間を邪魔されたのが不愉快で、ナディアの目が三角形の形に。
「あら、殿下いらっしゃったのですね。ブランシュも来たのね」
アビゲールは二人を見て明るく笑う。
ナディアと二人きりでいて、少しぎこちなかった瞬間だったので、もっと嬉しかったのだ。
ブランシュはそのようなアビゲールに向かって頷く、
まるで木彫りの人形のように固まった姿で。
「はい、お母様。私も来ました。こんにちは、ナディアお姫様」
「こんにちは、ブランシュ」
ナディアはブランシュに優しく挨拶するが、セイブリアンには目さえ向けない。
セイブリアンも彼女の挨拶を期待していなかったようだ。
二人の訪問にアビゲールは嬉しくも少し戸惑った様子だった。
どうして二人で一緒に来たんだろう?
その時、ブランシュがソファに近づいてくる。
「お母様、私もちょっと座ります!」
そう言った後、ブランシュがナディアとアビゲールの間に入って座った。
あえて隣に席があるにもかかわらず。
小さな子供が二人の間に挟まれた姿がかなり可愛かった。
ブランシュはアビゲールの脇腹をぎゅっと抱きしめる。
そして唇をぎゅっと閉じたままナディアを見る。
まるで子猫が毛を膨らませて警戒しているようだ。
自分なりに精一杯警戒心を示しているが、ナディアはやっと笑いを堪えているだけだった。
その姿にブランシュは泣きべそをかきそうになる。
すると、救援軍人のセイブリアンが足を運んだ。
「ちょっと失礼します、アビゲール」
セイブリアンがアビゲールの隣に座る。
それから彼女の肩を少しぎこちなく抱きしめた。
まるで私がこの人の夫であることをアピールしているように。
しかし、それほど威圧感はない。
それもそのはずで、ソファに4人が座っている姿は実に滑稽だったからだ。
それにもかかわらず、父娘はアビゲールに抱きしめたまま、青い瞳で警戒心を示している。
ナディアは気が抜けてその姿を見た。
笑ったり可愛かったり呆れたりして。
「2対1はちょっと卑怯なんじゃない?」
「何を言っているのか分からないね」
セイブリアンが厚かましい顔でアビゲールにもう少しくっつく。
そんな中、緊張のため口は固くなっていた。
彼はブランシュをチラリと見ながら尋ねる。
「ブランシュ、今日着た服も本当に綺麗だね。誰が作ってくれたんだ?」
「綺麗でしょう?これはお母様が作ってくれたものです。お父様の服もカッコいいです」
「ああ、この服もアビゲールが作ってくれたものだからな」
二人の親子はぎこちなく本を読んでいるような口調で会話を交わしていた。
それなりにアビゲールとの絆をアピールしようとする努力だ。
そして恥ずかしさはアビゲールの役目。
彼女は叫びたいのを我慢して口を開いた。
「それにしても殿下、ナディアに用事があったのではないですか?」
「・・・そうなんですけどね」
「お二人が話をしなければならないなら、私とブランシュは先に出ています」
これ以上二人のぎこちない演技を聞いていることが難しい。
セイブリアンはしばらく躊躇った後、うなずいた。
許可が下りるとアビゲールが立ち上がり、ブランシュの手を握る。
彼女は一刻も早くここから脱出したかった。
「ブランシュ!向こうで髪を編んであげます!行きましょう!」
「え?はい?えっと・・・、はい!」
ブランシュは後ろを頼むようにセイブリアンを見る。
彼は戦場に一人残された愚直な戦士のように頷いた。
このとき、父娘は未知の戦友愛を感じる。
アビゲールとブランシュが去ると、部屋の中には奇妙な静寂が漂っていた。
ナディアは半感嘆の表情で彼を見る。
「恥ずかしくないの?」
「何がかな?」
セイブリアンの無表情を見て、ナディアはその大胆さに拍手を送りたかった。
「まあ、面白い見せ物だったわ。それで、どうして訪ねたの?服を自慢するために来たわけじゃないわよね?」
早く用件だけ言って出ていけというように、ただ事務的な声。
セイブリアンも彼女と談笑をするつもりはない。
「あなたの身分を証明してほしいと要請に来ました」
その言葉に、ナディアは自分がしていたネックレスを引いて見える。
ネックレスには波の模様が刻まれていた。
「ここにアトラシアの紋様が刻まれているわ。これでいいよね?」
「それはあなたが王家の物を持っているという証拠に過ぎず、あなたが王族であることを証明するものではありません。しかも、それが王家の紋様なのかも確かではないです」
「私が嘘をついていると?」
「私には分かりません。私たちはアトランシアについて何も知りませんから」
セイブリアンとブランシュのアピールが可愛過ぎます!
よく似た父娘ですね。
ナディアが王族だと証明するものがない場合、彼女をどうするつもりなのでしょうか?