こんにちは、ちゃむです。
「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。
今回は233話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>
子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。
しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!
可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。
「君がブランシュの心配をするとは面白いな」
クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!
「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」
「謝らなかったら?」
「今夜、殿下の寝所へ伺います」
アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。
ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。
セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。
クララ:新人侍女。
ミラード:セイブリアンの側近。
ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。
ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。
ヴェリテ:真実を告げる鏡。
ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。
233話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 生活様式の違い
「ここは本当に面白いものが多いね。どう、似合ってる?」
ナディアは長いつばの帽子をかぶって私の方を振り返った。
ドレスルームには帽子の箱がたくさん置いてある。
彼女はこんな見物をするのがとても楽しいようだ。
かぶっていた帽子を脱いで今度はボンネットを取った。
「あなたたち人間は本当に面白いわ。これが足りないって?」
「はい、お似合いですよ、ナディア」
ナディアは鏡の前に座り、覗き込んで自分の姿を見ている。
陰もなく明るいその姿に私は安堵していた。
彼女の告白を断った後、ナディアは何事もなかったかのように陽気に行動している。
ナディアはボンネットを持ってぼんやりと見つめ、ケープのように巻いた。
「ナディア、そうするのではありません。私がやってあげますね」
ボンネットを彼女の頭にかぶせた後、あごの近くにリボンをつける。
「へえ、こうするんだ。あなたたちは本当に多様な装身具を持っているんだね」
「人魚は帽子をかぶらないのですか?」
「髪のように編んで固定する装飾はあるけど、こんな装身具はないわ」
確かに、この種の帽子をかぶって泳いでも無くすことは明らかだった。
ナディアにとって、このドレスルームは異世界のようだ。
彼女と私たちの文化はかなり違うから、面白いのだろう。
「人魚たちはどんな服を着るのか気になりますね。どんな種類の服を着るのですか?」
「ふむ。何て説明すればいいんだろう。あなたたちと一番大きな違いがあるとしたら・・・、ズボンは履かないことかな」
へえ、人魚はズボンを履かないんだ。
ナディアには私たちの世界が新世界のようだが、私には人魚の世界がそう感じられた。
「どうして着ないのですか?」
「まあ、着たことはないけど不便なのは明らかじゃない。尻尾を持った状態でズボンを履くのだから」
尻尾から足に変わる時、ズボンを履いていなかったら困るのでは?
いつかアトランシアに遊びに行きたい。
皆どんな服を着ているのか気になるね。
でもアトランシアが海底にあるなら、私は行けないのでは?
「そういえば、アトランシアは海の下にありますよね?人間は訪問できないのでしょうか?」
「ちょっと面倒なやり方をしないといけないけど行くことはできるよ。後でアビゲールを招待するわ」
ナディアはニッコリ笑って言った。
人魚王国に遊びに行くことを考えると、何となくワクワクし始める。
「とても気になります。みんなどう過ごしているのか、どんな服を着ているのかも知りたいです。後で人魚の服飾について詳しく教えていただけますか?後で描いてもいいですし」
「もちろん。こうなると思っていたら、一着持ってきてプレゼントすればよかったかな」
新しい服の話を聞くと、しきりにワクワクした。
果たして人魚たちはどんな服を着て過ごしているのだろうか。
今すぐ描いてもらおうか。
悩んでいたその時、クララがこっそり中に入ってきた。
「あの、王妃様。ブランシュお姫様がいらっしぃました」
えっ、ブランシュ・・・?
何だか悪いことをしてバレた気分に。
チラッとナディアを見ると、彼女も妙な表情をしていた。
そして、すぐに海のように明るく微笑む。
「私は自分の部屋に戻るわ。ブランシュに嫌われたくないからね」
「ええと、ブランシュがナディアを嫌っているわけではなくて・・・」
「ええ、私も分かっているから心配しないで。じゃあ、また会いましょう」
ナディアは無意識に私の頬を覆い、自分の間違いに気づき、手を離した。
彼女は照れくさそうに笑いながらドレスルームを出ていく。
しばらくしてブランシュが中に入ってきた。
私は周りに散らばっている帽子を片付けて席から立ち上がる。
「ブランシュ、いらっしゃいませ。何か用件がありましたか?」
「あ、それが・・・」
ブランシュは慌てて手に持っていた袋を差し出した。
「ミラード卿がタフィーキャンディーをくれたので、ママと一緒に食べにきました!」
美味しいものを貰って私のことを思い出したの?
本当に可愛くてどうしよう、うちの娘は。
私はタフィーを一つ食べた。
「ありがとう、ブランシュ」
甘いタフィーが口の中で溶け出すと、自ずと笑みがこぼれる。
ブランシュがくれたものだから更に美味しかった。
「美味しいですか?」
「ええ、本当に美味しいですよ」
その返事がとても嬉しそうにブランシュはニッコリ笑う。
両目が星飴のように輝いていた。
しばらくして慎重な声が流れる。
「ええと、おそらくアトランシアにタフィーキャンディーはないですよね。そうですよね?」
ふむ、そうだろうね?
砂糖やバターが海に入ったら全部溶けてしまうだろうから。
アトランシアの生活様式が気になりますね。
アビゲールが興味を持っていることを知った、セイブリアンとブランシュはますます勘違いしてしまうのでは?
ブランシュのアピールが可愛すぎます!