継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【238話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は238をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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238話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • スキンシップの範囲

「愛しています、私の王妃」

そう言ってセーブルが私の指先に軽くキスをした。

チュっ、という音がとても可愛らしく聞こえる。

ああ、目を覚ましてすぐ綺麗なことを言うなんて!

心臓が落ちそう!

恥ずかしくて言えないけど、私も朝からセーブルの顔が見られて嬉しい。

目が合うと彼は優しく微笑んだ。

なんとなく本当に幸せそうで、思わず疑問が生まれてしまう。

「殿下は私が憎かったり恨んだりしていないのですか?」

「どうして?」

「私が告白を一気に承諾したわけではないでしょう。そんな話を聞くと気分が良いとは思えないので・・・」

私は昨日、彼の告白を一種の猶予として受け入れた。

後になって考えてみると、いくら私が言ったことだとしても少しイマイチだ。

「そんなことは気にしないでください。ビビ、あなたが私に機会を与えてくれたことの感謝するだけです。もし断られても悲しかったと思いますが、気分は悪くなかったでしょう」

「え?どうしてですか?」

「私はあなたを愛することが出来ただけでも幸せなのです。私は一生知らなかったし、これからも知らないと思えた感情をあなたのお陰で知ることが出来たのですから」

彼の両目を眺めると、いつかブランシュについて言った言葉が浮かんだ。

優しくて、たくましい。

それはセーブルにもピッタリの言葉。

「だから、ただ感謝の言葉しか申し上げることがありません。ありがとうございます、ビビ」

告白を猶予された人がありがとうと言っている。

申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで何とも言えなかった。

その間、彼は手を伸ばして私の髪を整えてくれる。

額と瞼をそっと掠めて通り過ぎる手が心地よい。

 



 

じっと目を閉じていると、セーブルがこっそり聞いた。

「ところで、夫婦以上恋人未満の関係ではどこまでしてもいいのですか?」

ど、どういうこと?

スキンシップのことだよね?

驚いて彼を眺めていると、セーブルの目には純粋な好奇心だけが込められていた。

「手を握るのは大丈夫ですか?」

あ、大したことないじゃん。

念の為確認しているようだ。

繊細な人だからね。

「はい、大丈夫です」

「抱擁は?」

「大丈夫です」

「キスは?」

「大丈夫・・・、あ、いや!大丈夫じゃないです!」

あまりに自然に聞かれたので、うっかり承諾してしまうところだった。

セーブルは残念という表情をしている。

こ、こいつ!

純真な顔で私を騙そうとするなんて!

「ダメですか?」

「はい!もちろんです!」

「ナディアさんとはしたくせに・・・」

「それは緊急事態でしたからね!さあ、早く起きてください!仕事に行きましょう!」

私がベッドから飛び起きると、セーブルは残念そうに私の後を追う。

本当に油断できないんだから。

純真なのか、凶悪なのか。

もちろん私もセーブルとキスをしたいけど・・・。

しっかりしろ!

私もやるべきことをしに行かないと。

私たちはブランシュと簡単な朝食をとり、それぞれの仕事に出かけた。

 



 

私はブランシュをナディアの部屋に連れて行く。

私たちを迎えてくれたのはカリンだった。

「王妃様!いらっしゃいませ。ブランシュお姫様もようこそ。お元気でしたか?」

カリンが嬉しそうな表情を浮かべる。

以前の彼女からは信じられない表情だ。

まるで私を見れば爪を見せていた猫が、私の膝の上に上がってくれたような感動。

カリンが侍女として入ってきてくれて本当に良かった。

私はニッコリ笑いながら口を開く。

「おかげさまで元気でした。ナディア王女に会いにきたのですが、入ってもいいですか?」

「それが、まだ食事が終わっていないので・・・」

カリンの顔が一瞬で暗くなる。

部屋の中に見せられない何かがあるようで、そっとドアの前を隠すと、中からナディアの声が聞こえてきた。

「ああ、やっと食べ終わった」

口に何かが入っているかのような発音。

カリンは少しイライラしたため息をついた。

「お二人とも、あまり驚かないでくださいね」

一体何を驚かないで欲しいのか?

ブランシュも訝しげな目つきだ。

少し緊張して中に入ると、テーブルに座っているナディアの姿が見えた。

こっそりテーブルの上を見ると、カリンがため息をついた理由が分かった。

食事というには少し変わった食べ物だったからだ。

盆の上にはリンゴ、洋梨、ザクロなどが置かれている。

まあ、果物は普通だよね。

ジャガイモとカボチャは少し曖昧だ。

なぜなら、何の調理も加えていない生だから。

しかし、ジャガイモとカボチャさえも生肉の前では普通に見えるしかなかった。

ナディアは生肉を一切れ取って口に入れる。

彼女の口元に赤い血が点在していた。

「ナディア様!口元に血が付きました!血!」

「ああ、まったく。うっかりしてたわ」

カリンが怒鳴りつけてもナディアは平然としている。

ただナプキンを取ってサッと拭き取るだけ。

その姿は姫というよりは戦士の姿に近かった。

 



 

セーブルの積極さにアビゲールが慌てている姿が可愛いですね。

ナディア王女の部屋にブランシュを同行した理由は?

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