できるメイド様

できるメイド様【111話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「できるメイド様」を紹介させていただきます。

今回は111をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【できるメイド様】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「できるメイド様」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となっておりま...

 



 

特技が一つもない冴えない侍女マリ。

いつもいじめられるばかりだった彼女に、ある日信じられないことが起きた。

「君のために最後にお祈りをしてあげよう、君の願いは何だい?」

死んでいった囚人を看病していたマリに訪れた奇跡。

「万能な人になりたいです」

その日からとても神秘的な夢を見始めることに。

完璧な侍女!最高の彫刻家!天才音楽家!

夢を通して夢の中の人物の能力を得て、何でも完璧な侍女マリの物語がいま始まる!

マリ:本作の主人公。クローヤン王国の元王女。身分を隠して侍女として働いている。本名は、モリナ・ド・ブランデン・ラ・クローヤン。

ラエル:皇太子。血の皇太子と呼ばれ恐れられている。

キエル:皇室親衛隊団長。キエルハーン・ド・セイトン。

オルン:公爵で宰相。ラエルとは昔からの親友。

ヨハネフ三世:西帝国の皇帝。

オスカー:第十皇子殿下。

アリエル:皇太子妃候補。シュレーアン家。

レイチェル:皇太子妃候補。イーストバーン家。

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111話 ネタバレ

できるメイド様【110話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「できるメイド様」を紹介させていただきます。 今回は110話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 偽造貨幣

シュレーアン大公家の邸宅を出たマリは考え込んでいた。

「火薬だって?」

当然、本物の火薬のことであるはずがない。

何か帝国商取引に問題になるような雷管を植え付けたということだろう。

マリはヨハンのことを思い出した。

『方向を決めたのは真実ですが、目的地が間違っています。ここではありません』

一体何を言ってるんだ?

「分からない、一体なんだろう?」

マリは無力感を感じながら考える。

『火薬が爆発したら、どれほど大きな災いになるか分かりませんね』

お世辞ではないだろう。

爆発する前に解決できなければ、大きな問題が生じることは明らかだった。

「考え出さなければならない」

そのようにしばらく考え込んでいたとき、通りの床に落ちていたものが彼女の目に入る。

「これは何ですか?」

彼女を護衛していた騎士が答えた。

「銀貨ではないでしょうか?誰かが落としたのでしょう」

「そうですよね?銀貨ですよね?」

「ええ、そうです」

当然のことを尋ねる彼女を見て、騎士は首を傾げる。

「どうしたのですか?」

しかし、マリは答えられなかった。

もしかしたらという考えに陥っていたのだ。

(今、首都の商取引には特に問題になるような要素はない。じゃあ貨幣は?貨幣自体は大丈夫なのかな?)

すべての商取引は貨幣で行われる。

ところで、貨幣に問題が生じた場合は?

そうすれば、商取引に莫大な災いが起こるだろう。

商取引自体が麻痺する可能性もあった。

(貨幣に問題があるなら、それは一つだけ!)

マリは考えを続けた。

(偽造貨幣!貨幣の金と銀の比率を誤魔化せば問題が生じる可能性がある!)

 



 

マリは唾をごくりと飲み込んだ。

全世界の貨幣は金と銀に基づいて作られている。

決まった比率以上に金と銀が混ざらなければ貨幣としての価値を失う。

(もし金と銀の比率を騙した偽造貨幣が大量に流通しているとしたら?それは災いだ!)

首都に流通している貨幣は、ほとんど皇室の貨幣庁から発給された貨幣だった。

しかし、すべての貨幣が皇室から発給されるわけではない。

この時代には貨幣を作る権限が各地方の貴族にもあった。

そのように各地で貨幣を製造するため、偽造貨幣の問題が生じかねない。

マリは首都に流通している全ての通貨をチェックすることにした。

皇室貨幣所で発給した貨幣に問題があるはずがない。

他の貨幣所で作った貨幣を確認してみなければならない。

マリは貨幣所の識別専門家とともに貨幣を一つ一つ確認した。

当然、ほとんどの貨幣には異常がない。

しかし、西帝国と隣接した南部のルイナ領地で発給された貨幣を確認した瞬間だった。

「フォン・ヒルデルン、これは・・・」

貨幣識別専門家は驚いた表情を浮かべる。

「偽造貨幣ですね。銀の含量が基準値に比べて20%ほど足りません」

「・・・!」

マリの瞳が揺れた。

彼女の推測が当たっていたのだ。

首都に大量の偽造貨幣が流通している。

それも大量に。

 



 

(ヨハネフ三世は首都に偽造貨幣を密かに流通させた後、その事実を一度に爆発させて商取引を麻痺させようとしたんだ)

背筋がひんやりする。

もし知らずにやられていたら、酷いことが起こっただろう。

それによる混乱は災いと称しても十分だろう。

マリは、すぐにこの事実を皇太子に知らせた。

自分のレベルで解決できる問題ではない。

偽造貨幣が流通したという事実に皇居全体が大騒ぎになった。

「今すぐルイナ地方の貨幣所を調べるように!そして、どれだけ多くの偽造貨幣が流通しているのかも確認しろ!」

皇太子は急いで必要な処置をした。

「こんなことが起こるなんて。とにかく前もって分かって良かった。よくやったね、マリ」

舌を巻いた皇太子はマリの功績を讃える。

調査隊はすぐにルイナ地方の貨幣所を調べたが、すでに偽造貨幣を作った犯人たちは逃走した状態だった。

すでに国境を越えたと見られ、逮捕できるかどうかは明らかではない。

「偽造貨幣だなんて。前もって分かったが大変だな」

「はい、急いで処置をしないと大きな被害が出るでしょう」

偽造貨幣の量を確認したオルンは青白い顔をしながら言った。

「偽造貨幣の量はどれくらいだ?」

「正確ではありませんが、少なくとも172万ペナにはなりそうです」

マリはその言葉にビックリする。

ペナは帝国の貨幣単位。

172万ペナなら帝国皇室としても少ない金額ではなかった。

皇太子も思ったより多くの金額に唾を飲み込んだ。

「大変だね。むやみに回収したら銀行が相次いで倒産する」

不幸なのか幸なのか、偽造貨幣はまだ市場に流通しておらず、銀行が持っていた。

もし172万ペナに達する金額を何の対策もなしに回収すれば、倒産する銀行は一つや二つではないはず。

銀行と関連した業者も大きな被害を受けるだろう。

結果として、市場に大きな混乱が訪れることは明らかだった。

 



 

まさか偽造貨幣とは・・・。

この問題を解決する方法はあるのでしょうか?

明晰夢の内容がどう活躍するのか気になります!

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