継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【56話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は56をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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56話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【55話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は55話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 壮大な誤解

しばらく考え込んでいると、ブランシュの声が聞こえてきた。

「アビゲール様?もしかして、ソルベが口に合わないのでしょうか?他のものを頼みましょうか?」

しまった、気づかない間に鬱陶しい風を吹かしてしまったようだ。

ブランシュが震える子犬のような表情を浮かべている。

「いいえ、ソルベは口に合いますよ」

「それじゃあもしかしてお父様が来なかったからでしょうか?少し悲しそうに見えて・・・」

そんなに憂鬱な表情をしていたのかな?

ブランシュに心配をかけたくなかったのに・・・。

他の誰でもなく、ブランシュに慰められるなんて。

気をしっかり持とう!

私はなんでもないように言った。

「ありがとう、ブランシュ姫。殿下が忙しいと聞いて、少し心配しただけです」

私の答えに、ブランシュは少しホッとしたように、小さく安堵のため息をつく。

美味しいものを一緒に食べているのだから、この雰囲気を台無しにすることはできない。

ソルベを食べ終えて、最後に紅茶が出てくる、

ブランシュと散歩でもしようかしら!

そろそろ席を立とうとしていたのに外が騒がしかった。

何事か確かめる暇もなくドアが開く。

焦るような足取りで中に入ってきたのはセイブリアンだった。

 



 

「殿下」

「遅れて申し訳ありません、アビゲール。会議が遅く終わったせいで」

セイブリアンは、かなり慌ただしく走ってきたようだった。

顔には焦りが、額には汗が滲んでいる。

彼はブランシュの皿をチラッと見て口を開く。

「あまりにも遅く来てしまったようだ」

「お忙しいとお聞きしましたので。無理をしなくても良かったのに・・・」

セイブリアンがあんなに切羽詰まっているのを見るのは久しぶりだ。

真夏の暑さにも汗をかかない男だったのに・・・。

セイブリアンは冷たい氷水で喉を潤して、私を見つめながら言った。

「食事に出席することを、君と約束したじゃないか」

まるで当たり前のことを言うように。

実際、大した意味もなく言ったはず。

けれど、その無彩色の返事が、私には、とても暖かく感じられた。

忙しい中、苦労して訪ねてきたと恩着せがましくもあり得るが、セイブリアンからそんな気配が少しも見られない。

「時間が遅かった」という言い訳で欠席しても文句を言う人はいなかっただろう。

それにもかかわらず、彼は仕事が忙しい中で、私との約束を守るために急いで走ってきてくれたのだ。

その事実がとても嬉しい。

冷血漢と呼ばれる彼にも、温かい血が流れ始めたのだろうか?

セイブリアンは私をじっと見つめていた。

「アビゲール、どうしたのですか?」

「ちょっと意外でしたので。以前は一緒に食事をする必要性を感じないと仰っていたじゃないですか」

「依然として、その必要性は感じていません。ただ・・・」

厳しい風の吹く返事で、しばらくの感動から目が覚めた。

うん、そうだよね。

この人は元々こういう人だった。

その間にメイドが近づいてきて、スプーンとフォークを再びセッティングしようとした。

「必要ない。食事は後で別に取ればいい」

「それではデザートでも・・・」

「甘いものは好きじゃないから、結構だ」

メイドは首を下げたまま退く。

食事に来たわけでもなく、本当に約束のために来てくれたんだ。

名残惜しいことより、ありがたい部分を先に考えることにしよう。

そう考えていると、セイブリアンが口を開いた。

「そして約束を守ることができず申し訳ありません。次は侍従を送って連絡を取ります」

「大丈夫です。忙しいのですから、仕方がありません」

「それじゃなくて」

それじゃなくて?

他に何か約束してたっけ?

 



 

紅茶で喉を潤しながら思い出していると、セイブリアンの真剣な声が聞こえてくる。

「毎晩、あなたの部屋に行くという約束です」

「・・・!」

口に入っていた紅茶を半分吐き出すところだった。

慌ててナプキンで口元を拭く。

あ、いや、ちょっと待って。

そんな話を堂々とするなんて。

もちろん、私たちは毎晩健全な時間を過ごしているけれど・・・!

周囲を見渡すと、使用人は皆驚いた表情を浮かべていた。

どうしよう、深刻な誤解が生じている。

さらに、ブランシュまでも!

少し前まで緊張していたブランシュが、好奇心に満ちた目で私たちを見ていた。

いや、そう言うのは・・・、子供は知らなくてもいいの!

「・・・その話は後でしましょう、殿下。それと、毎晩来られる必要はありません」

その答えに、セイブリアンの表情が少し固くなる。

彼はもの寂しい声で聞いた。

「私が行くのは、嫌ですか?」

セイブリアンの目つきが少し陰気に。

いや、本当におかしくなりそう!

「い、嫌なわけではありませんが、とにかく!毎日おいでになる必要はございませんから!」

「毎日行きます。約束しましたから」

彼は断言した。

どうしてこんなに意地っ張りなんだろうか?

だんだん顔と首筋が熱くなってきた。

 



 

セイブリアンの天然が面白すぎます(笑)

絶対に誤解されますよね。

ブランシュも興味津々ですので、絶対に後でアビゲールに聞いてくるでしょう。

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