乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する

乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する【129話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する」を紹介させていただきます。

今回は129をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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129話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 誕生日パーティー②

「本当にこのように行くつもりでしたか?」

ドレスルームでドレスに着替えて出てきたダリアを見て、メリダが首をかしげた。

「悪くはないですが、ダリアさんの長所を全く活かせないデザインです。ダリアさんも、もう大人なのにこの服を選んでくれた人はあなたを14歳と見るようですね。そして髪をこうやって結んでしまうと、辻褄が合わないじゃないですか。完全に解いた方が100倍はいいと思うけど」

隣にいたアドリーシャの口元がまたぎくりと動いた。

「メリダさん、それは私が選んであげたものです。あまりにも無礼ですね」

「私の勝手です、アドリーシャさん。今、ダリアさんと親しくしていると傲慢になったようですが、あなたはせいぜい伯爵令嬢で、私はアルトス家です。言動に注意してください」

「・・・」

「服の話が出たついでに言えば、あなたはあなたの顔と体つきだけを信じて勝手に着ますが、他の人たちにもあなたのおかしな芸術哲学を広めないでください」

「な、何ですって?」

「あなたが外見だけを信じて服を勝手に着るんですって。ダリアさんにはもう少し細かいタッチが必要です」

アドリーシャは歯を食いしばる。

ダリアは慌てて彼女の代わりに言い訳をした。

「やめてください、メリダさん。この前アドリーシャが選んでくれたドレスは本当に綺麗でした」

「ああ、セドリック様が背中をくっつけてしまったあれですか?」

ダリアは驚いた表情でメリダを見ると、彼女は肩をすくめた。

「私もカタログくらいは全部もらってみるんですよ。あれは認めます。背中さえくっつかなかったら、綺麗だったでしょう。ですが、くっついてしまったから何の役にも立たないでしょう」

アドリーシャは唇をかんだ。

「私は・・・」

「こちらへどうぞ、ダリアさん。今になってカタログを再び受け取るのは遅いので、どのように改善する方法を探さなければなりません」

ついに、アドリーシャは憂鬱な表情をした。

友逹の心が傷ついたのを見ると、ダリアも一緒に心が傷ついた。

そして彼女は引き寄せようとするメリダの手を拒否する。

「メリダさん、アドリーシャを非難し続けるなら、ドレスを見ていただく必要はありません」

「・・・」

メリダは少しぎくりとする。

もちろん,彼女は常に状況の把握と態度の変化が早かった。

彼女は傷ついた表情で頭を下げた。

「私はダリアさんのことを考えてそうしたのですが・・・」

生まれて初めて見るメリダの姿に、ダリアはつい混乱してしまった。

メリダはその後、アドリーシャに謝罪する。

「そうですね、アドリーシャさん、ごめんなさい。私たち、喧嘩してはいけませんね」

「・・・はい」

アドリーシャは力なくうなずいた。

「ダリアさんのドレスを見てくださってもいいです。私はセンスがありませんから」

やはりまたしょんぼりしてしまった。

ダリアはアドリーシャの顔色をうかがい、結局メリダの言葉通りドレスとアクセサリーを少しずつ手入れした。

髪もほどいてダイヤモンドの管で飾ることに。

アドリーシャには悪いけど、ずっとましだった。

ダリア基準で少しドレスの露出が酷かったけど。

「私も皇子殿下に復讐くらいはしなければなりません」

メリダはダリアの前の部分をそっと開けながらつぶやいた。

ダリアがドレスルームを出て人々に修正したドレスを見せると、セドリックは必死にメリダを睨みつける。

メリダはセドリックを見て平然と笑った。

 



 

プレゼントを開けてみたり、あれこれしていたら、いつの間にかパーティーが終わる時間だった。

ダリアは十分満足していた。

メルデンとメリダは、「行かなければならない所がある」と言って、先に席を外した。

ベオルドはダリアを抱いて浄化すると言いながらも、また一人で黙って行ってしまう。

アドリーシャはダリアが早く送ってくれた。

耳打ちで「それでもあのドレスは本当に綺麗だったよ」と言ってあげると、なぜか意志に燃えるような目でうなずいた。

(今回は銃砲床のようなことをしないでほしいんだけど・・・)

皇帝も皇后にささやいて席から立ち上がった。

「私たちもそろそろ行かないとね。今日は楽しかったよ。歳と同じくらいケーキにろうそくを差し込む異国の慣習はかなり不思議だった。レナードの誕生日の舞踏会で一度使ってみるのもいいと思う」

「あら、楽しそうですね」

「セドリック、あなたも一緒に帰る会?」

「私は勝手に帰ります」

セドリックがそう言うと皇后さまはにやりと笑った。

「そうだ、そうだ。愛が実を結ぶことを願うわ」

「・・・お母さん」

「あら、言っちゃいけないの?あなたがダリアさんの心を買うのに成功したら、一度婚約を推進してみようかと思うんだけど」

その言葉にヒーカンが慌てて割り込んだ。

「ダリアは誰とも婚約しません、陛下」

「え?でもダリアちゃんも数年後には結婚する年ですもの。あまりにも過保護なのはよくありません、公爵。訳もなくダリアさんの結婚の道を塞いでいるのかもしれないのですよ」

「・・・」

ヒーカンは非常に反論したい表情で口をつぐんだ。

そしてオウムのように同じ言葉を繰り返した。

「とにかく、当分は婚約するつもりはありません。絶対に提案しないでください」

「でも・・・」

「お母さん、もうお入りください。いや、結構です。私も今一緒に行きましょう」

セドリックはにっこり笑いながら,ひどく不愉快そうに見えた。

皇后は多くの人の反抗に微笑が少しぎこちなくなる。

少し萎縮しているようだ。

しかし、ダリアに挨拶する時は、少女のように明るく笑った。

そして皇帝の手を握って馬車に乗る。

「セドリック、あなた本当に今帰るの?」

馬車の中で皇后が言った。

セドリックは額に手を当てる。

彼はダリアの耳にささやいた。

「気にしないで、ダリア」

ダリアは思わずうなずいて言った。

「はい、私たち友逹じゃないですか」

セドリックはしばらくためらった後、顔を変えてにっこり笑う。

「そう、そうだね」

彼は返事を待たずにすぐ馬車に乗った。

 



 

ダリアはぼんやりと人々を見送り、部屋に戻って服だけやっと着替えてベッドに横になる。

やっと顔が赤くなった。

皇帝や皇后の口から公式的な婚約の話を聞いたのは今回が初めてだ。

もちろん、ずいぶん前にそのような話を皇帝に聞いたことはあるが、それはともかく。

「・・・こ、婚約?」

セドリックと婚約?

ダリアは体をひねった。

とても変な気分だ。

いつかダリアもセドリックでなくても誰かと婚約することになるだろう。

もちろん相手がいなければ一生結婚しないこともできるが、どうせなら好きな人と家庭を築きたい夢がある。

ダリアはセドリックと結婚した自分のことをじっくり考えた。

それで一人で枕をむしり取った。

「おかしい!」

違う。

まだ違う。

二人はとにかく、まだ何の関係もないんじゃない?

『はい、私たち友逹じゃないですか』

『そう、そうだね。』

なぜかその当たり前の反応に、ダリアは自分が言っておいて残念な気持ちになった。

「私はセドリック様が好きなのかな?」

そうとも、そうでないとも言いづらかった。

「状況があまりにも慌ただしく回ってるから・・・」

でも今は・・・。

彼女は長い間頭を抱えて悩んだ末、結局布団をかぶった。

考えたくなかった。

「それにセドリック様はまだ死亡フラグが全部終わったわけでもないんだよ」

まず、完全に彼を生かしておいたという確信があってこそ、安心できるはずだが・・・。

ルウェイン・ブルーポートが間もなく首都にやってくる。

セドリックが死ぬ地点はいつも原作の絶頂部分。

アセラスルートで戦争が起きる前後だったので、もしかしたら今回の条約会談の時かもしれない。

これまでセドリックは原作と違って大きく変わった。

母親と仲も良くなり、人が人に与える愛情がどんなものなのかも分かる。

だから絶対死なないと信じているが・・・。

「もしセドリック様が本当に死んだら・・・」

「お嬢様!お風呂にも入らずに寝たらどうするんですか!」

「・・・」

「お嬢様、お嬢様?ま、まさか泣いてるんですか?」

「泣いてないよ」

「・・・ご、ご主人様!」

「お兄ちゃんを呼ばないで!」

ダリアは目頭が赤くなったまま、下女の裾をつかんで垂れ下がった。

 



 

皇后からの婚約の提案。

ダリアがセドリックを意識しているのは確定でしょう。

原作でセドリックが亡くなる部分に近づいてきましたが、ルート改変は成功するのでしょうか?

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