こんにちは、ちゃむです。
「夫の言うとおりに愛人を作った」を紹介させていただきます。
今回は46話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
46話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 朝の訓練
ルイーゼが剣を持って対練訓練に出ると、団員たちは堂々と怪謗な様子を見せた。
彼女を眺める彼らの覗線に幼いのは興味と好奇心がほとんどだったが、剣士としてのルイーゼに対する悪意のない軽視も含まれている。
ルイーゼは出征する間、単にエドワードの恋人としてではなく、一人の騎士としての役割を果たすことを望んだ。
前夜の歓迎会で彼女は自分の能力をすべて明らかにした。
第一に、ペリルス出身なのでそこをよく知っている。
第二に、治療師である父に、正確に誰なのかは明らかにしなかったが、治療術を教育された。
第三に、事情があって隠していたが、実は幼い頃から訓練を受けた剣士だ。
ほとんどの団員は彼女の話を軽く聞き流した。
それもそのはず、騎士団もまた直前にペリルスに行ってきただけに、そこに対する情報は十分だったし、当初、今回の出征は近隣の村で起きる事件を調査し解決することだったからだ。
また、治療師としての実力は、実は誰かが怪我をしない限り、分かりにくかった。
だからといって、彼女が実力を保証する有名アカデミー出身でもない。
剣士という点については・・・あんなに体が小さくてか弱く見える女性が、彼らの半分だけでも剣を振り回すことができそうになかった。
たとえ今はズボンにシャツ姿だが、彼らにはルイーゼは貴婦人というイメージが固定され、剣とマッチしないという点も一役買っている。
「殿下が朝の訓練にはどうしたんですか?」
「ルイーゼさんにそんなにいい印象を与えたいですか?」
「あ、そうだったの?そうですね。私たちの殿下は絵のような顔をして、上半身裸で汗を流しながら剣を振り回すと、通りかかった男たちまでみんなを見上げるようにするから」
「いい時ですね。ああ、私も恋人に見せるために振り回すなら、嬉しい気持ちで訓練するよ」
団員たちの愚痴を間きながら、ルイーゼが野原のそばに立った。
「いいえ、一緒にトレーニングしに来ました」
「え?」
「怠け者の騎士団長も捕まえてきました。朝のトレーニングを怠ると体力がつかないんですよ」
ルイーゼが鋭い目でエドワードを見ると、彼は照れくさそうな笑みを浮かべた。
「そうなったね」
「ええ?」
「これから朝のトレーニングには私も参加します。組手もされますか?」
「それは普通夕方にだけする方です。私たちだけでもう実力も似たり寄ったりで、実戦感覚が緩まないほどに」
「それも一緒にします」
「・・・はい?」
騎士たちがお互いに顔色を伺いながら「ちょっと止めてください、殿下」という顔でエドワードを眺めた。
エドワードの視線は引き出され、ルイーゼにつかまった袖に刺さっていた。
彼の袖をしっかりとつかんだ手は、簡単には落ちそうになかった。
エドワードは無防備に笑う。
この手がどうしてこんなに気に入るのか分からないことだ。
「殿下!」
「何か問題でもあるのか?」
「本当にルイーゼさんも訓練に参加されるんですか?」
「ルイーゼさんが望むなら、そうした方がいいね。いや、むしろそうしないと。君たちだけで競ってみても、今は些細な習慣まで全部知っている仲だから、対戦する意味も特にないのではないか」
「だからといって、新人としてルイーゼちゃんを入れるんですか!」
「まあ、厳然たる言い方をすれば、銀の鷹の騎士団の新人ではない。ルイーゼさんはそれより苦労して仕えた実力者なのだから」
団員たちの顔に驚愕が走る。
いくら豆をさしたとしても、肩を並べる場所が別にある。
そんな風におだてて大変なことになったらどうするんだ!
団員たちが一様な考えを持っては不安な覗線を交わした。
「確かに、体力向上のためにも基礎訓練ぐらいは・・・」
「ついでに久しぶりに組手でもやろうか?ルイーゼさん、よろしいですか?」
「いいですよ」
「先に競ってみる人」
エドワードが変な顔で尋ねる。
団員たちは今、堂々と口を開けてエドワードを見た。
そのうち、普段と同じ表情を維持するのはエドワードとマクシオンだけだ。
「志願者は誰もいないのか?」
マクシオンが慎重に手を挙げようとした時だった。
「それなら、ルイーゼさんの最初の組手の相手は私がやったほうがいいね」
続くエドワードの発言にマクシオンが躊躇して元の席に戻る。
中には、これはあり得ない危険な「やらかしたのか」と言って飛び跳ねる人もいれば、真剣はいたずらで持つものではないと驚愕する人もたまにいた。
「殿下、危ないです!」
「大丈夫だよ.ルイーゼさんは自分で怪我をしないようにしてくれるよ。私のことを心配する気持ちは分かる」
騎士団の約半分は、今や首をつかんだ。
とにかくストレッチンを終えたルイーゼがエドワードの前に立つ。
「始めましょう」
ルイーゼの表情はこわばっていた。
騎士の見下す覗線に気分を害したようだった。
彼女の常識で剣士という者たちが実力を見ずに相手を判断するのはありえないことだったからだ。
エドワードは簡単には終わらないだろうという予感に静かに口角を曲げる。
「マクシオン、剣を借りる」
「はい」
マクシオンがエドワードに剣を渡した。
団員たちは平然と動く3人を信じられないという顔で眺めていたが、すぐに思索になって目をぎゅっと閉じたり、首を回した。
組手が始まる。
チェン!
彼らの予想とは裏腹に、組手は続いた。
剣がぶつかり合う音が絶えないと、団員たちが一人二人と目を覚まし、ルイーゼとエドワードの訓練をまともに見始めた。
一番先に反応したのはロビンだ。
「これはどういうこと?私の目がすねたんだよね?誰か私の頬を叩いてみて」
ロビンの言葉に彼の隣に座っていたエイブンが返事の代わりに彼の頬を叩いた。
ロビンは手のひらで目の周りが赤くなったまま殴られた頬を包み込みながらつぶやいた。
「痛いんだけど」
「・・・もう一発殴ってやろうか」
「いいや」
彼らが馬鹿げたことをしている間に、いつからかルイーゼとエドワードの訓練を真剣に眺めていたヘンドリックがつぶやいた。
「すごい実力者だね」
後ろに座っていた人たちがざわめき、2人の組手から目を離すことができなかった。
「今、私の目が正常なら、セルベニアさんが今、殿下で遊んでいるんだよね?」
「もっと早く勝てる組手を、わざと続けているようだという意味なら、そうだよ」
「女性があんなに剣が上手なのは初めて見た」
「思ったより静かな性格ではなかったんですね・・・殿下の将来がとても心配だが」
「私たちがあまりにも冷たくなくて、殿下が恋人のふりをする護衛を雇ったのか」
「クロエト伯爵は多くの命を持っているが、よく生き残ったね」
「可能性はある。私たちにあまりにも悪口を言われて命が9個くらいはもっとできたはずだよ」
「では、一体皇帝は何回殺さなければならないの?」
エドワードが騎士団内では優れた方ではなかったが、だからといって一般的な剣士より弱いわけでは決してなかった。
そのような彼をはるかに上回る実力者というのは、彼らも簡単には勝てない相手だという意味だ。
組手はルイーゼの完璧な勝利で終わった。
面食らった静寂の後、団員たちの歓呼があふれる。
「次は私!セルベニアさん、私と競ってください!」
「おい、上級者を先にしろ。私がやります!」
ルイーゼはようやく満面の笑みで剣を鞘に収めた。
「では、今日は力の及ぶ限り競い合いましょう」
ワアアア!
ルイーゼを中心にあちこちで相次いで組手ということになった。
彼女の戦いを見て体が熱くなった人たちが横で組手を開き、騒乱の中心であるルイーゼの周辺では順番を待つ人たちが慎重な顔で彼らの組手を見守った。
ルイーゼはある程度体力が枯渇した状態でも、相手に簡単に勝機を譲らなかった。
顔のラインに沿って降りてきた汗が固い空き地の床に濃い跡を残して落ちていく。
彼女が疲れている様子を見せると、試合を見ていたエドワードは彼女の方に殺到する騎士を阻止した。
「ルイーゼちゃんはしばらく休むことにしよう。君たちだけで競っていて」
「はい!」
マクシオンがルイーゼに渡す水とタオルを持って頭を上げた時だった。
ルイーゼに近づいたエドワードが彼より先に水とタオルを渡す。
「お疲れ様でした」
「いいえ」
対話を交わす彼らの姿を眺めていたマクシオンが複雑な顔でルイーゼと自分に手に握られているタオルを交互に見る。
「私にくれるんですか?やっばり副団長だけですね。ありがとうございます」
マクシオンの対決相手だったロビンが感激したという顔で水とタオルをひったくった。
マクシオンは空っぽの手を空虚に握りしめる。
ルイーゼの実力が騎士団に周知されて嬉しいです!
彼女の実力は騎士団の中だと、どの程度なのでしょうか?
そしてマクシオンが不憫です・・・。