夫の言うとおりに愛人を作った

夫の言うとおりに愛人を作った【45話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「夫の言うとおりに愛人を作った」を紹介させていただきます。

今回は45をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【夫の言うとおりに愛人を作った】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「夫の言うとおりに愛人を作った」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 




 

45話 ネタバレ

夫の言うとおりに愛人を作った【44話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「夫の言うとおりに愛人を作った」を紹介させていただきます。 今回は44話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 赤い宝石

「私は旅の間ずっと、ルイーゼさんの右側の部屋に泊まる予定です。だから何かあったらすぐに呼んでください」

「ありがとう」

部屋の前に到着したルイーゼが酒気帯びの笑みを浮かべたまま答える。

そんな彼女を固い顔で眺めていたエドワードがポケットから何かを取り出した。

赤い宝石のついたネックレスだ。

「そして、これはプレゼントです。出征する間、体から離さずにずっと着用していてほしいです」

「プレゼントですか?」

ルイーゼは不思議そうな顔をして彼の手にかかっているネックレスを見た。

彼の瞳のように赤い宝石が銀色のネックレスの列の中央で煌めいている。

「はい」

「私だけこんなものをもらうわけにはいきません」

「騎士団員は皆持っているのですから、心配しないでください」

「みんなですか?ネックレスをした人はあまりいなかったけど・・・」

ルイーゼが怪謗な顔で目をパチパチさせると、エドワードは彼が着ている騎士団服の袖を上げた。

そこには銀色のカフスボタンがついていた。

「ルイーゼさんにだけお知らせする秘密です。ただ、このボタンは実は赤い宝石に銀を塗ったものなのです」

「え?なんでですか?」

「銀灰色の制服に赤は目立つから」

「それなら他のボタンをつければいいんじゃないですか?」

「前に申し上げた私と親しい魔法使いを覚えていらっしゃいますか?」

「はい、覚えています。すごく有能な方みたいだけど」

「これはその人が直接作った魔法石なんです。保護魔法が含まれているので、ルイーゼさんを守ってくれます。万能ではなく、ないと思われた方がいいのです」

「なんと。魔法石は本当に貴重ではないですか?作れる人もごく少数だと聞きました」

「ルイーゼさんのおっしゃるとおり、その魔法使いがとても有能なんですよ」

ルイーゼは魔法使いの魔法を自分で体験したことがあった。

遠い距離であんなに広いラベンダ一畑の花を全部咲かせたり、彼女の外見をあっという間にすり替えることができるくらいなら、本当にすごい魔法使いであることは明らかだろう。

 



 

「そうなんだ。ありがとう。やはりエドワードは優しい人です」

ルイーゼはまだ酔っばらいの顔をして微笑む。

そんな彼女をじっと見つめていたエドワードが口を開いた。

「・・・つけましょうか?」

「ネックレスですか?」

「はい」

「それではお願いします。」

ルイーゼが自然に後ろを向こうとした時だった。

エドワードは上半身をかがめて彼女を抱きしめるように両手を彼女の首の後ろに伸ばす。

彼はうつむいて彼女の後ろを見つめた。

脈拍の音が聞こえるほと近づいた距離にルイーゼの体が緊張する。

冷たいネックレスの紐が酒気に熱が上がった肌に触れて存在感を誇示した。

「正直、私は自分が暖かい人なのかよく分かりません」

低い声がルイーゼの耳元に落ちた。

彼女は当惑した顔で目を瞬かせた。

ネックレスが体に触れたことを除いて、2人はどこにも届かなかったが、不思議なことに彼女の顔が明るくなる。

ルイーゼは思ったより酔っばらっていると思った。

この現象は酒の勢いでなければ説明する方法がないから。

「それでもルイーゼさんにはいい印象を与えたいですね」

ネックレスをつけたエドワードは笑顔で彼女と向き合った。

少しだけ動けば簡単に着くほど近い距離。

「お似合いです」

「ありがとう。では、お先に失礼します。エドワード、おやすみなさい」

「はい。ルイーゼさんも」

ルイーゼは少し緊迫した身振りでドアを開けて中に入る。

彼女は混乱した顔で手を上げ,ネックレスの宝石を手の中で転がした。

エドワードの目に似た宝石が暗い部屋の中で暗赤色の光を放った。

 



 

多くの人が廊下を忙しく行き来する気配にルイーゼが目を覚ました。

彼女はほこりっぽい古いベッドからゆっくりと身を起こす。

脱いでおいた服と壁面に斜めに立てておいたレンシアの剣を発見してから、ルイーゼは自分が出征に加担したことを実感した。

「まっすぐ立って。そこ!」

マクシオンの力強い声にルイーゼの視線が窓の外に向かう。

騎士たちは朝の訓練をしているようだ。

「朝の訓練?」

ルイーゼは飛び起きて服を着た。

彼女は軽い練習着姿で剣を手に取り、急いでドアを開ける。

「ルイーゼさん」

「エドワード?」

「朝食の時間だと呼びに来ましたが、起きていたのですね」

「食事ですか?みんな訓練中みたいだけど。エドワードは参加しないのですか?」

エドワードは困った顔で笑った。

「団長の特権として基礎訓練はほとんどスキップする方です」

「今すぐついて来てください。弟子さん」

ルイーゼは開き直ってエドワードを連れ去り、宿屋隣の空き地に向かった。

 



 

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