悪役なのに愛されすぎています

悪役なのに愛されすぎています【107話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「悪役なのに愛されすぎています」を紹介させていただきます。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪役なのに愛されすぎています】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「悪役なのに愛されすぎています」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 




 

107話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 動揺⑥

二人は使用人たちとともに必死で火を消した。

その後は油と火で焦げた箱をすべて通気性のよい空き倉庫へ運ぶようにした。

メロディは倉庫の片側の壁いっぱいに積まれた箱と、商団から送られてきた物品リストを一つ一つ確認した。

幸いにも完全に焼けてしまったものはなかった。

箱の上部に煤がついていたり、側面が少し焦げていたものを除けば、中身は比較的無事だった。

「メロディさん。」

まもなくクロードも使用人たちとの話を終え、倉庫に入ってきた。

「箱は確認しましたか?」

「はい。幸い、私が開けた箱はすべて無事でした。そして……」

メロディは一つの箱を指さした。

「この箱に白い靴が入っていました。他の靴の箱はまだ開けていなかったので、運が良かったんです。」

もしすべての靴の箱を開けて並べてしまっていたら、どれに白い靴が入っていたか分からなくなっていたかもしれない。

「運が良かったですね。」

彼は白い手袋をはめた手でその箱を丁寧に持ち上げた。

側面の焦げ跡に注意しながら。

彼の上着はもちろん、周囲の空気まで煤でいっぱいになった。

彼は窓の近くで箱を開けた。

隣の淡い桃色の箱の中は、特に変わったところはなかった。

クロードが箱とラベルを綿密に調べている間、メロディは靴を保護していた薄い紙の緩衝材を注意深く広げてみた。

しかし、彼女たちがどれだけ長い間見つめても、その中には特別な文字や暗号が見つかることはなかった。

少女たちが別に集めていた箱のリボンまで持ってきて、一つ一つ調べてみたが、それも無駄だった。

唯一文字が書かれていたのは、製品に関する情報が記載されたラベルだけだった。

「もしかしてラベルが暗号なんでしょうか?」

「はい、それ以外には特に解釈の余地があるものはなさそうですね……。」

だが、ラベルをちょうど取り下ろした彼の視線には、いまいち確信が持てなかった。

「ひとまず、ここまでをお父様に報告して、倉庫からは出ましょう。」

「もしかしたら他の箱も見ておいた方がいいかも。別のラベルを見たら、もっと分かることがあるかもしれませんし。」

メロディの提案に、彼は首を横に振った。

「いくつかの箱に暗号を分けて入れるようなことはしていないはずです。ラベルはサンダン製ではなく、それぞれの工房で付けられたものですから。」

「……そうですね。」

「とにかく出ましょう。油のにおいを長く吸うのは体によくない。このまま空気を通しておいて、もし必要があれば明日また来ましょう。」

そうでなくても少し頭がぼんやりしていたため、メロディは彼について倉庫を出た。

涼しい外の空気を吸った瞬間、鼻先にまとわりついていた不快な油のにおいが少しずつ消えていった。

「ごめんなさい。」

頭の中が少し軽くなったとき、メロディはクロードに慎重に話しかけた。

「何がごめんなさいなんですか?」

「私のせいで箱があんなふうになったじゃないですか。」

「別にそうでもありませんよ。」

クロードは肩をすくめながら答えた。

「使用人たちが言うには、私の声が『しっかり焼け!』と聞こえたそうなんです。」

それで円を描いた後、油をかけて燃やしたと言った。

「だからここまでになったのは私のせいでもあります。」

「……大事なものが焼けてなければいいんですけど。」

「私も心からそう願ってます。」

二人は同時に大きくため息をつきながら邸宅へと戻った。

 



 

それから二日が過ぎた。

白い靴にまつわる秘密は依然として解けていなかった。

メロディは時間があるたびに倉庫へ行き、他の箱の中身や緩衝材を丹念に調べてみた。

それでも何も発見できなかったため、後には公爵の許可を得て箱を分解することまでしてみた。

とはいえ、それによって新しい手がかりが得られたわけではなかった。

「やはり大事な何かが燃えてしまったのではないか。それだったらどうしよう……」

そんなふうに気を揉みながら屋敷に戻ってくると、少し離れた場所にロニが彼女の部屋の前で立っていた。

彼がこのように突然訪ねてくることは珍しくなかったので、メロディは自然に彼の名前を呼びながら挨拶しようとした。

「はあ、本当……気が狂いそう。」

しかしロニの様子はどこかおかしかった。

メロディは挨拶はやめて彼の行動を観察し始めた。

彼は彼女が見つめるほんの短い間にも何度かノックするように手を上げたりやめたりを繰り返した。

その後は迷いなく窓際に戻って自分の服やネクタイをいじりながら見つめていた。

「どうしてこんな……これ。」

よく見ると、どうやってもネクタイの結び目がしっくりこないようだった。

すでに二度も結び直しているのを見れば明らかだった。

メロディはそっと近づいて、窓に映る自分の姿を見ているロニの後ろに立った。

「そんなに近いのに、何が問題なんですか?」

「うわっ、びっくりした!」

彼は青ざめた顔で振り返った。

片手にはまた解いたネクタイを持っていた。

「ゴホン。こんにちは、ロニ。」

「人を驚かせておいて笑えるかよ!」

彼はバッと大声を上げ、持っていたタイを無造作にポケットに押し込みながら、どこか気まずそうな顔をした。

「私に何か用事でも?」

「いや、ただ最低限の好みくらいはあると思うから、尊重してあげようと思って」

彼は少しむくれた顔でポケットをごそごそ探り、薄い紙を一枚取り出した。

その紙には、手のひらより小さなスケッチが三種類描かれていた。

絵と模様がほどよく混ざり合っていて、まるでどこかの家紋のようにも見えた。

「きれいですね。スケッチだけど、繊細さが伝わってきます。特にこの小さな花びら一つひとつに名前をつけたのが驚きです」

「当然さ。最も有名なジャン=ソピョ美術家に頼んだものだよ。注文書を出してからどれだけ長く待ったと思う?」

彼は少し得意げな様子で、もう一度その紙を取り出した。

「だから早く、デザイン案の中から一つを選んで。美術家に返事をしなきゃいけないから。」

「えっ……私が選んでもいいんですか?」

「そりゃそうだろ。君の章書票を君が選ばなくて、誰が選ぶっていうのさ?!」

ロニは思わず声を上げたが、すぐに申し訳なさそうに力の抜けた声で言い直した。

「ぼ、僕が……君にプレゼントするんだ。」

「坊ちゃまが私に章書票を?」

「そうだ。そして君が誤解するかもしれないけど、これはずっと前に注文してたんだ?」

「……?」

なんの話だと、メロディは呆れたように笑った。

「つまり、兄さんのプレゼントが届いたよりずっと前に買ったってこと!兄さんに合わせたわけじゃないってこと!」

「えっ?」

「もういい、いいってば!君は選びなさい。」

メロディはとりあえず彼の望みどおり、スケッチのうち一番目の案を選んだ。

「どれも素敵ですが、私の目にはこれが一番しっくりきます」

「本当か?」

彼は自分の感覚で一番カッコいいものを選んだつもりだったが、なぜかメロディを疑うような目で見つめていた。

「はい、本当です」

「もしかしてどれも気に入らなかったけど、贈り物だから適当に選んだんじゃない? そうなら、新しい芸術家を探してくるから……」

「ううん、違います。本当にとても気に入りました」

メロディの繰り返す返答に、彼の表情がやっと少し明るくなった。

「そ、それならよかったけど……」

彼は紙を丁寧に折って懐にしまい、どこかぎこちない様子で体をひねった。

「じゃあ……僕はこれで」

「ちょっと待ってください、坊ちゃま。」

メロディは慌てて彼の腕をつかんだ。

「……なに?」

「プレゼント、ありがとうございます。実は、いつも他の方の蔵書票を見るたびに、きれいだなって思っていたんです。」

ロニは「知ってるよ」と言いかけたが、「そうか」と無愛想に返してしまった。

「はい、だから嬉しいです。これからは私が注文した本に名前をつけられますね。」

「……大したことじゃないけど。」

彼は再びメロディの方へ歩み寄り、彼女の額に何かを見つけて手を伸ばした。

「まったく、なんでこんなふうに汚してるの?子どもみたいに。」

彼の親指が額の中央をこすった。

「うわ、消えないね。」

しかし思うようにいかないのか、彼は指先でメロディの額を何度かこすった。

「お前、いったい何して歩き回ってたんだよ」

彼はついに懐からハンカチまで取り出して、彼女の額の上をさっと拭った。

「拭いても広がるばかりで、消えもしないな」

彼はメロディの額にそっと触れたあと、残った煤をせっせと拭き始めた。

「たぶん煤に触れたんだと思います。何か焦げてたのかも」

「お前、そんなもんなんで触るんだよ?」

彼は煤を拭いたハンカチを引きはがすと、まだメロディの顔を拭きながら小言を続けた。

「だからお前がへまをすると怪我するんだって! お前がそうするたびに、俺がどれだけ……!」

顔を近づけたまま怒っていたロニは、ふとその距離が近いことに気づいて、口をつぐんだ。

「……ロニは、私のことを心配してくれてるんですね」

でもメロディにとって、この距離はなぜかまるで何でもないかのように、簡単に彼の言葉を受け入れた。

「わかっています。それに、ロニはこの邸宅の皆さんのことを誰よりも気遣っているじゃないですか。」

「……」

ロニは思わず言葉を失った。

立派な大人がこんな距離で顔を向き合っているのに、メロディはどうしてこんなに何も気にしないでいられるのか。

「……本当に君って。」

彼はなんだか一人でドキドキして、心臓が高鳴るのが少し苛立たしく感じられた。

「はい?」

「もういい。俺がバカだった、本当に。」

彼は彼女の頬に触れていた手を慌てて背中に隠し、数歩後ろに下がった。

「ありがとう。」

メロディが自分の額をそっと撫でながら挨拶をした。

「もういい、君の言う通り、俺はいつもやたら気を遣いすぎる。」

「それって、ロニが優しいって意味ですよね?」

「別に」

他の人たちは「優しい」という言葉をすぐクロードに向けて使ったが、どもるロニにはそれが似合わなかった。

「でも、ロニは私が注文した本にだけラベルが貼られていなかったこと、ちゃんと気にしてくれてましたよね?」

「……」

「気づいてくれてありがとうございます。本当に嬉しくて、感動しました」

メロディのしっとりとした声に、ロニは少しだけ気が緩んだ。

いや、実際はすっかり心がほどけて、気づけば満足げな笑みまで浮かべていた。

「でもね、そんなに喜ぶのはまだ早いよ。その画家はもう注文が立て込んでてさ。たぶん、制作にもかなり時間がかかると思う」

「そんなに人気のある装丁を、芸術家に発注するのは簡単じゃなかったはずなのに。」

「ふぅ、ちょっと頑張ったよ。このロニ様のためにさ。」

彼は得意げな様子で、すっと高く鼻を上げた。

「それに注文書があまりに素っ気なかったから、どれだけ嫌がられたことか。」

「注文書が素っ気なかったって?一体何を書いて送ったんですか?」

「大したことじゃない、注文書の定義に忠実に書いただけさ。」

「注文書の定義って?」

「そう、購入者の希望を書くこと。今回の注文は君と関係があったから、君が好きそうなものをいくつか書いて送った。10枚くらいかな。」

メロディは驚いた顔で彼を見つめた。

「10枚も……。ま、まさか冗談ですよね?」

慎重に投げかけた質問に、彼は少し驚いたようだった。

「わかった?」

「うん、十枚ってありえないですよ」

「うん、そう。十三枚だったんだ」

「……」

「そう、わかったよ。正直に言うと、参考画像まで含めると全部で十六枚だよ」

彼がさりげなく言ったことに、メロディは返事もできなかった。

そんなに丁寧な発注書を受け取れば、どんな画家だって思わず描きたくなるのは当然だった。

『なんだか画家に申し訳ない気がする……』

とはいえ、それよりもロニに対する感謝の気持ちのほうが大きかった。

彼が完成させた十六枚の注文書は、きっとメロディの好みや生活スタイルを完璧に描き出していたのだろう。

画家が送ってきた三つの案すべてが、彼女の心に響いたことがその証拠だった。

「ありがとう。でも画家さんをあまり困らせないでください。わかりました?」

「俺を何だと思ってるんだ。君さえ気に入ってくれるなら、もうこれ以上文句はないよ。」

「よかった。本当に気に入ったんです。ロニの注文書がその役目を果たしたってことですから……」

一瞬、メロディは頭の中に浮かんだある考えのせいで、話すのを止めた。

『注文書には、品物に対する注文者の希望を書くんだ……』

あまりにも当たり前の話だが、白い靴の意味を考えていた今は、少し違った視点で響いてきた。

「もしかして……」

メロディが何かを思い浮かべている間に、ロニは急に話すのをやめたメロディを心配し始めた。

「おい、大丈夫か?」

彼はメロディの顔の前で手のひらをひらひらさせた。

声をかけてみたが、反応はなかった。

「おい!」

結局、彼は両手でメロディの肩をしっかりとつかんで揺さぶった。

「……あ。」

そのとたん、彼女の唇が動き、返事が返ってきた。

どこかぼんやりとした様子で。

「大丈夫?」

彼が顔をのぞき込んで問いかけると、メロディは口の端を少し引き上げながら答えた。

「言いましたっけ?」

「今さら何の話?」

「ロニは私の救世主なんです!」

「……何それ、急に。」

彼は少し視線をそらした。

救世主という言葉は嫌いではなかったが、メロディがあまりにも真剣に言うので、少し照れてしまったのだ。

「本当です。実は私、ここ数日ずっと悩んでた問題があって……」

「どうして? 僕と話すと、まるで何かが解けるみたいにつかみかかろうとでもしたのか?」

「そうです! まさにそれです!」

「うぐっ。」

ロニは両手を上に動かして、メロディの頬をぎゅっとつまんだ。

唇が丸くすぼまるほど強く。

「こんなに浮かれて、前後の見境もなく行動してるんじゃないのか?」

メロディは違うと答えたかったが、唇がうまく動かなかった。

「違う、もう飛び跳ねたくなってるみたいだな。」

「……うう。」

「むやみに可愛い顔するなよ。可愛いって思ってくれるのも一度きりだ!」

彼は本当にイラついたように顎をふりふり振って、真剣に警告した。

「バタバタ跳ね回ってケガでもしてみろ。お前のラベルには“ヒギンスのチンピラ”って書いてやるからな!」

彼は「わかったか?!」と叫んだあと、すぐにメロディの両頬をそっと離した。

「わかりました。お約束します。できるだけ安全に……」

「違う! 絶対に安全にだ。」

「う、うん。」

メロディが少し躊躇すると、彼は鋭い目で彼女を見つめた。

もし彼女が顧客の意向を無視したら、本当に「ヒギンズのチンピラ」とでも書かれたラベルを作って渡す勢いだった。

「わかりました。約束します。」

「よし。」

彼は満足そうに顧客の要望を記し、美術家に返信を出すと言って自分の部屋に戻っていった。

 



 

ロニと別れたメロディは、彼が口にした服を羽織り、クロードのもとを訪れた。

もしかすると、公爵と一緒に外出したのではと――幸いにも部屋にいてくれて、心配は杞憂だった。

すぐに話ができることは安心だったが、それとは別に、メロディは彼の部屋に入るなり顔をしかめて言った。

「これ、いったい何なんですか。」

彼の部屋はわずか二日で完全にカオスとなっていた。

床の半分は暗号学に関する本で埋め尽くされ、残りの半分は、それを応用して書き殴った紙くずであふれていた。

そんな状況にもかかわらず、クロードはたいしたことではないという風に答えた。

「前にも話したでしょ。ラベルが暗号かもしれないって。それでまず暗号学の本を手に入れて、読み込んだあと応用してみたんです。」

メロディは几帳面に積まれた紙の束を一枚ずつ手に取って見始めた。

「そんなに詳しく見ないでください。」

するとすぐに彼はメロディの手から紙を取り上げた。

「解けなくて恥ずかしいんじゃないですか。」

彼は小さくため息をついた。

「まだ試みが終わったわけじゃありません。帝国の歴史にある戦争の数ほど暗号の種類も様々ですし、他国に視線を向ければその数倍になります。」

彼の話を聞いてもう一度本が積まれている場所を見てみると、外国語で書かれた本もいくつかあった。

メロディは、クロードがこれら一連の作業を楽しんでいることをすぐに見抜くことができた。

とても疲れているように見える顔にもかかわらず、瞳はキラキラと輝いていたからだ。

そういえば、以前も何かに夢中になって何日もパズルを持って離さなかったことを思い出した。

「まさか、この間ずっと暗号学に没頭していたんですか?」

「まさか。一日にはせいぜい二十四時間しかありませんよ。」

彼が隠そうとした場所を確認すると、机の上には靴工房に関する報告書が置かれていた。

創業当初から現在に至るまで工房を率いてきた職人のことはもちろん、主要な顧客層まで分析してあった。

「やはりサミュエル公爵の外戚であるグライムズ伯爵家や、それに属する家門の名前は見つけられませんでした。」

メロディは、クロードがどうして自分の足のサイズまで自然に覚えていたのかが分かった気がした。

彼は徹底した偏屈者だ。

一度考えが固まると、周囲のことなど気にせず、ものすごい集中力を見せるのが分かった。

「とにかく最善を尽くしているんだから、きっと暗号も解けると思いますよ。あ、そうだ。ロレッタが今日はごはんを食べなかったって言ってましたよね? 最近食欲がないようなので、好物の魚を手に入れてあげたんです。」

彼は忙しい合間を縫って、妹の偏屈な面まで気にかけていた。

「幸い残さず全部食べましたよ。とっても美味しかったです。」

「メロディも?」

「ええ、私、いつもよく食べますから。」

「よかった、またちゃんと集中できそうですね。」

彼がやる気を見せてまた机の椅子に座ろうとするのを見て、メロディは近くにあったメモ帳を取って彼に差し出した。

「書いてください。」

「ん?」

彼は不思議そうに振り返ったが、メロディはただにっこり笑っただけだった。

クロードは彼女の顔をじっと見つめ、それから少し呆れたような表情を浮かべた。

「……道を、見つけたんですね。」

彼は少し膝を曲げて答えた。

メロディは彼の頭の上に軽く帽子をポンと乗せてあげた。

「まだ、確かではないですけど。」

彼は帽子をかぶり直し、にっこりと笑った。

「それなら、一緒に確かめてみましょう。」

 



 

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