継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【159話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は159をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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159話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 余計な誤解

セーブルが残念そうに口を開く。

「・・・分かりました。後でその色の名前を見つけたら教えてください」

「はい。それじゃあ次の服は紫色系にしてみます。それと今日は・・・」

私はしばらく躊躇った後、言葉を続けた。

「別に寝ようと思いますが、大丈夫ですか?」

気持ちがあまりにもソワソワしている。

セーブルにそのような意図がないことを知っているのに、胸がドキドキして耐える術がなかった。

こんな状態でセーブルと一緒に寝る?

何かは分からないが大変なことになるだろう。

少なくとも今日だけは脱出しなければならない。

そんな中、セーブルは大きな衝撃でも受けたように見えた。

風浪でも起きたかのように彼の瞳が激しく揺れている。

「各自の部屋を使おうということでしょうか?」

「はい、今日はブランシュと寝たいので」

「ブランシュを私たちの部屋に呼べばいいのでは?」

「母親と娘だけで仲良く過ごしてみようと思って」

セーブルは突然話し方を忘れた人のように沈黙した。

彼はこっそりと私を見上げる。

「それじゃあ明日は来られるのですか?」

その切ない眼差しに私の誤解が増幅されていく。

心臓よ、出しゃばらないで!

そうだよ、私を好きになることはできるよね。

けれど、それは恋心ではない。

家族への愛だ。

私は明日来るのかという質問に答えられなかった。

あの目つきを見ると明日までに心を落ち着かせる自信がない。

「・・・分かりません。明日もブランシュと寝るかもしれません」

「もしかして私が何か悪いことをしましたか?」

セーブルに罪があるとしたら、顔色も伺わずに私の心をときめかせて希望を抱かせた罪があります。

けれど、それを自分の口で言うことはできなかった。

「いいえ、ブランシュと二人きりで寝たことがないからです」

「・・・分かりました」

彼は静かに視線を落とす。

そんな姿にも余計な誤解を招きそうなので、訳もなく視線を向けた。

そういえばヴェリテが言っていた。

セーブルを愛するようになれば苦労することになるだろうと。

私も分かっている。

だから、内心で誤解を防がなければならなかった。

幸いにも諦めるのは慣れている。

いたずらにしがみついて、以前のようにぎこちない間柄になりたくない。

早くこの心を諦めないと。

私は静かに紅茶を飲む。

今日に限って紅茶が苦かった。

 



 

「ヴェリテ。お母様は、何かあったの?」

「え?」

ブランシュは寝巻き姿でベッドにうつ伏せになっていた。

両手でぽっちゃり頬を噛んだままだ。

そしてその枕元には机上の鏡が立っていた。

ヴェリテは水色の髪を撫でながら話す。

「なんでそんなことを聞くの?」

「それが、今日の食事の時の表情が少し良くなかったから」

「そうなの?普段と同じだったと思うんだけど」

「いいえ、違ったわ。憂鬱そうに見えたもの」

食事の時に見たアビゲールの顔を思い出し。ブランシュは小さくため息をつく。

実際、ヴェリテの言葉が間違っているわけではない。

お母様はいつもと変わらないし、いつものように優しく話しかけてくれた。

しかし、ブランシュは分かった。

なぜかアビゲールが落ち込んでいることを。

「それに今日はお父様とお休みにならず、私の部屋でお休みになりたいと仰ったのよ」

「うん、そうだね」

その言葉を聞いて、ヴェリテの表情も少し暗くなる。

何の会話を交わしたら、こんな結果になったのだろうか?

 



 

レイブンがアビゲールと試着室に向かうと、ヴェリテは約束通り直ちにセイブリアンに連絡した。

すると、彼は国政会議を先送りにし、アビゲールの元に駆けつけたのだ。

その姿にヴェリテは息を殺して笑っていた。

その後はセイブリアンに追い出され、何の話をしているのか聞くことができなかったが、きっといい時間を過ごしたはずだ。

それなのに一人部屋を使うなんて。

ブランシュの深刻な表情を見ていると、ヴェリテまで苛立たしくなっていた。

「ブランシュ、あまり心配するな。大したことではないはずだから」

「でも・・・」

ブランシュは依然として落ち込んでいる様子だ。

どうすれば注意を逸らすことができるか悩んでいたヴェリテが明るい声で話した。

「そうだ。ブランシュ、知ってる?ある人たちは親しい人同士で集まってパジャマパーティーというものをするんだって。今日はアビゲールも来るのだから、私たちもパジャマパーティーをしてみる?」

「パジャマパーティー?」

初めて聞く話にブランシュが関心を示す。

その反応にヴェリテは慌てて姿を変えた。

普段の正装姿は消えて、ワンピースの形のパジャマを着たヴェリテが現れる。

枕まで握っている姿を見ると、ブランシュは思わず笑ってしまった。

小さな手で口元を隠したが、笑い声を隠すことはできない。

「あはは。ヴェリテもパジャマを着たのね。よく似合ってるわ」

「そうでしょ?私は何を着ても似合ってるから」

ブランシュの頬がリンゴのように赤くなり、気持ちの良い笑い声が聞こえてきた。

その姿にヴェリテも微笑む。

ブランシュが笑うのを見ていると、鏡の中にも春が訪れたようだ。

「そうだね。今日はパジャマパーティーをしましょう。お母様も気分が良くなるよね?早く来て欲しいな」

 



 

近づいたと思ったら離れてしまう二人。

ここはブランシュとヴェリテの力に頼るしかないですね!

パジャマパーティーでアビゲールの気持ちを切り替えてほしいところです。

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