継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【37話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は37をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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37話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【36話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は36話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 深夜の訪問者

私はしばらく窓際に座って、月を見上げていた。

昨日に続いて今日も気分は複雑なまま。

セイブリアンは今日の昼食会に出席していなかった。

仕事が忙しくて参加しないと言ったけど・・・。

正直来なくて助かった。

左手を持ち上げると、薬指にはめている結婚指輪がみすぼらしく見えた。

ふと、昨日のヴェリテの言葉が浮かぶ。

 



 

[おい、離婚しろ!]

ダンスの練習を終えて戻ってくると、ヴェリテは挨拶代わりに腹を立てていた。

[自分がダンスの練習をしようと思って来たのに、なんで急に怒るんだ!?]

彼の言葉を聞いて、思わず笑ってしまう。

[・・・なんで笑ってるんだ?]

あなたが怒ってくれるのが嬉しくて。

「そうだよね!すごくムカついたわ!」

[本当に悪い男だよ。離婚しろっていうのは本気さ。真剣に考えてみてほしい]

「でも離婚ってそんなに簡単なの?国家間の結婚なのに」

[君が望めば、僕が方法を講じてみるよ]

ヴェリテが空中に手を伸ばすと、鏡に分厚い本が現れ、彼は一冊の本を広げた。

[人間史を調べてみたが、王と妃の婚姻無効や離婚がなかったわけではない。子供が産めなかったり、相手に不適切な過去があったり、結婚後同寝をしなかった場合には離婚することもあるそうだ]

ヴェリテは自分だけを信じろというように胸元を叩く。

[だから離婚したいなら言ってくれ。僕が必ず離婚させてあげるよ!]

そのキッパリとした眼差しが浮かんで、私はまた笑ってしまった。

できれば、それが最善なのかもしれない。

しかし、ブランシュのことが気になった。

私がここを離れると、セイブリアンと二人きりで仲良くなれるのだろうか?

私が去れば、あの子はまた寂しくなるのではないのだろうか?

いっそのこと、ブランシュを連れて逃げる!?

現実性のない考え方で、力が抜けてしまう。

ただセイブリアンをいない人間だと思って暮らせれば良いのに・・・。

 



 

一旦寝て、明日考えよう。

伸びをしながらベッドの方へ向かう途中で、私は立ち止まった。

・・・何か音が聞こえたんだけど?

その音は入り口から聞こえていた。

私の勘違い?

それとも侍女?

それとも・・・。

アビゲールを殺した人物は、まだこの宮にいるかもしれない。

耳を澄ましていると、誰かの声が聞こえてきた。

「アビゲール、寝ていますか?」

声はセイブリアンだ。

一瞬にして緊張がすっと解ける。

こんな時間に何の用事なのだろうか?

「まだ、目は覚めています」

「お話をさせていただきたいのですが」

彼の声は、いつになく濡れた落ち葉のように垂れ下がっていた。

ドアの前には本当にセイブリアンが立っていた。

彼の瞳はいつものようにはっきりしていたが、微かにお酒の匂いがする。

「殿下、どうされましたか?」

思わず硬い声が流れる。

「入ってもいいでしょうか?」

「・・・」

部屋に入れたい気分ではないが、だとしても、ドアの前で立たせているわけにはいかないだろう。

頷いて彼を部屋に入れた後、私たちは距離を置いて椅子に座った。

真夜中の寝室で、寝間着姿の男女。

しかし、艶やかな雰囲気は微塵も感じられない。

「昨日は・・・」

しばらく躊躇った後、彼は唇を噛む。

「すみませんでした」

彼が痩せ細っているように見えた。

「あなたに悪いことをしたと思っています」

私の許しを待っているかのように、セイブリアンは沈黙する。

もうよく分からない。

「殿下、謝る必要はありません。踊りたくなければ、踊らなくてもいいのですから」

私の声は、自分でも分かるほどに頑固に聞こえた。

「私を軽蔑することはよく分かりました。もう殿下を煩わせることはしません。お望み通り、殿下の目にとまらずに生きていきますので。ですから、もう帰って休んでください」

 



 

ヴェリテがアビゲールの分も怒ってくれるのが嬉しいですね♪

本気で離婚したいと言ったら、全力で頑張ってくれそうです。

そして、セイブリアンはが謝罪しましたが、このままだと今までと変わりはありません。

月光の光で明らかになったセイブリアンは、どんな表情を浮かべているのでしょうか?

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