こんにちは、ちゃむです。
「できるメイド様」を紹介させていただきます。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

251話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 永遠の幸せ
ラエルの贈り物はそれだけでは終わらなかった。
他にも準備されているものがあるようだ。
「ラン、今回はどこに行くの?」
「すぐ着くよ。もうすぐだ。」
馬車が止まったのは、カーメン城内のある邸宅の前だった。
初めて訪れる場所に、マリは驚きの表情でラエルに尋ねた。
「ここは何ですか?」
「正式な誕生日パーティーを開く場所だよ。」
「えっ?」
邸宅の中に入ったマリは、ラエルの言葉の意味を理解した。
華やかに飾られた応接室には、さまざまな料理が並べられていた。
まるでこれから祝宴が始まるかのような光景だった。
「ラン、この料理は?」
マリは並べられた料理を見て驚いた表情を浮かべた。
それらはすべて彼女の好物であり、丁寧に準備されたものばかりだった。
「もうパーティーは終わったのはわかっている。でも、どうしてももう一度祝いたくてね。」
「……ラン。」
ラエルはそっと彼女を自分の腕の中に引き寄せた。
マリは何と答えればよいのか分からず、心の中で感謝の気持ちが溢れてきた。
先ほどの公演も、この丁寧に用意された料理も。
自分を思う彼の気持ちが伝わり、胸がいっぱいになり、感動と喜びで言葉を失った。
「それから、ここにプレゼントを用意したんだ。」
「プレゼントですか?」
ラエルは高級感のある包装が施された箱を持ってきた。
マリは驚きの表情を浮かべながら、恐る恐る箱を開けた。
その中身を見たマリは目を大きく見開いた。
「ラン、これは……?」
箱の中には多くの宝石で装飾されたネックレスが入っていた。
中央には大きなダイヤモンドが輝いており、そのサイズはこれまで見たことがないほど巨大だった。
その豪華な輝きに、マリは言葉を失ってしまった。
「ラン、これってあまりにも高価なプレゼントじゃないですか?」
ラエルは普段、自分のために大きな支出をすることを控える慎ましい人物だった。
それだけに、このような贈り物は驚きだった。
「気にするなよ。君にあげたいからあげるんだ。ただ受け取ってくれ。」
「でも……」
マリはそのネックレスを受け取るべきかどうか、少し躊躇していた。
もちろん、皇帝であるラエルにとってこのような支出は問題にならないだろうが、それでもあまりに豪華すぎる贈り物だったからだ。
マリはそんな高価な贈り物を受け取ることができないと思い悩んでいた。
「君は私が何よりも大切に思う皇后だ。だから、この程度の贈り物は受け取っても構わない。」
それでもなおネックレスを受け取れないでいるマリを見て、ラエルは深く息をついた。
彼らは皇帝と王妃という、世の中で最も尊貴な存在だった。
それでも、互いを気遣う姿勢が染みついていて、こうした贈り物を簡単には受け入れることができなかった。
結局、ラエルはマリの気持ちを和らげるために優しくこう語った。
「クローアン王国との新しい交易で得た利益がたくさんあるんだ。その利益で購入したものだから、気にせず受け取ってくれ。」
そう言われたマリはようやく心を決め、恥じらいながらもラエルの差し出したネックレスを受け取った。
ラエルは直接ネックレスを手に取り、彼女の首元にそっと装着した。
「どう?似合ってる?」
マリは少し気まずそうな表情で彼に尋ねた。
自分が国王であることは理解しているが、王国の財政状況が豊かではない中で、こんなに高価なネックレスを贈られるとは思ってもみなかった。
ラエルはしばらく彼女の姿をじっと見つめた。
彼女の頬を染めた様子が微笑ましいようで、ネックレスを優しく撫でるその手には、彼女への惜しみない愛情がにじんでいた。
「とても綺麗だ。よく似合っている。」
「本当ですか?」
「そうさ、世界中の誰よりも美しい。」
マリは彼の言葉に照れて微笑んだ。
しかし、ラエルは真剣だった。
輝かしいネックレスを身に着けたマリは、今まで彼が目にしたどの女性よりも美しく、そして愛おしかった。
「それでは、ダンスか何か踊らないか?君の誕生日を祝う意味で。」
マリは戸惑いながらも、彼の手を取った。
それは完全に彼女のためだけに用意された演奏会だった。
すでに彼女を待ち構えていた楽団が楽器を演奏し始めた。
ゆったりと流れ始めた音楽に合わせ、二人は踊り出した。
『……幸せ。』
マリは彼の胸の中で踊りながらそう感じた。
今この瞬間、すべてが完璧だった。
自分への彼の愛情が溢れるほど伝わり、それが彼女の心を満たしていた。
そうして二人は、二人きりの幸せな演奏会を終え、再び馬車に乗り込んだ。
「ラン?またどこかへ行くの?」
マリは馬車が王城に向かわないことに気づき、不思議そうな顔をした。
「プレゼント」
「まだプレゼントがあるんですか?」
マリは驚いた顔をした。
すでに十分すぎるほどもらったのに、さらに何を渡すというのだろう?
「今日の最後のプレゼントだ。」
馬車は王城ではなく、城外の方向に少し進み続けた。
そしてあまり時間が経たないうちに馬車が止まり、マリは感嘆の声を漏らした。
「ラン、まさか?最後のプレゼントというのは?」
「ああ、その通りだ。」
マリは馬車の外を眺めた。
明るく照らされた月光の下、静かに輝く湖が穏やかに広がっていた。
穏やかな水面と夜空を背景に、数え切れないほどの星々が散りばめられたような光景。
まるで童話の一場面のような絶景を前に、マリはつぶやいた。
「……以前、私が話したことを覚えていてくださったんですね。」
湖の名前は「ブレスティン湖」と呼ばれていた。
この明るく輝く満月の夜、愛する人と幸せな人生を過ごせる場所だと言っていた場所。
以前、彼女がランに「いつか一緒に来たい」と言ったことがある場所だった。
ランはその何気ない話を忘れずに覚えていて、彼女の誕生日を記念してここに連れてきたのだ。
ランは湖のほとりに降り立ち、星が降り注ぐような場所へ彼女を案内した。
「くつろげそうかい?」
「はい。」
ランは事前に準備していたワインを取り出した。
それは特別に用意された最高級の東帝国産ワインだった。
「もう一度、君の誕生日を祝おう。」
二人は軽く乾杯し、ワインを口にした。
マリは少し赤くなった顔で澄み渡る湖の水面を見つめていた。
こんなに静かで穏やかな夜、湖のほとりで彼とグラスを傾けるなんて。
ロマンチックで美しい夜だった。
その後、二人は星が降り注ぐような湖のほとりで夜を過ごした。
マリは星空を見上げながら、彼の肩に寄りかかり湖を眺めていた。
月明かりに照らされ静かに輝く水面を眺めながら、いつの間にか眠りについていた。
「良い夢を見られますように。」
「……うん、ラン。本当にありがとう。今日の誕生日、一生忘れられない。」
眠りに落ちかけたマリは、少しだけ朦朧とした声でそうつぶやいた。
ランは優しく彼女の額にキスを落とした。
「これからもずっと君を幸せにしてあげるから、安心して眠りにつくんだ。」
マリは安心したように笑みを浮かべ、そのまま眠りに落ちた。
ランは彼女を胸に抱きしめたまま、彼女をじっと見つめていた。
見つめるだけで胸がいっぱいになるほどの感情が押し寄せてきた。
彼女こそが自分のすべてであり、幸せの象徴だった。
ランはそのまま、穏やかな表情で眠りについた。
幸せな一日が終わったが、どうしたことか。
奇妙にも二人は同じ夢を見ていた。
かつて未来を語り合う前に抱いた、過去の記憶が夢となって彼らに蘇ったのだ。
「このどうしようもない子が私の妹だって?」
「なにこれ、すごく不格好じゃない?本当に血が繋がってるの?」
クローアン王城に初めて足を踏み入れたときの夢だった。
そのとき彼女は不幸だった。
全てが彼女を拒絶し、庭園の宮殿に無理やり押し込められ、誰とも会えず、孤独で寂しい時間を過ごさざるを得なかった。
唯一の慰めは本を読むことだけだった。
そのとき読んだ膨大な読書量は後々彼女に多くの助けとなったが、それでもマリは毎日を辛く、孤独に耐え忍ぶ日々を過ごすしかなかった。
苦しい時間はその後も、東帝国の皇室に引き込まれた後も続いた。
低い身分の侍女として働くことを余儀なくされ、過酷な扱いを受けながらも働き続けた。
「ああ、あのときは本当に辛かった。ひとときも気が休まることなんてなかったよね。」
マリは無意識のうちに夢の中でつぶやいていた。
そうして彼女がこれまで経験してきた出来事が、夢の中で映像が流れるように蘇ってきたのだ。
そしてある瞬間、彼女の人生が一変する場面が夢の映像として浮かび上がった。
それは執政者と出会う場面だった。
執政者の祈りを受けた後、彼女は神秘的な能力を授かり、それ以降、彼女の人生は大きく変わった。
そして、執政者との出会いと同じくらい彼女の人生を劇的に変えたもう一つの出会い。
その場面も夢の中で蘇った。
「あ……」
マリはその瞬間、胸の奥から感動が込み上げた。
それはラエルとの出会いだった。
執政者との出会い以上に、彼女の人生を根本から変えた出会い。
それを夢の中で改めて感じていた。
そうしてマリが夢を見ているとき、ラエルもまた、過去の出来事を夢に見ていた。
「申し訳ありません、陛下!この子だけは……!お願いです……!」
貧困に苦しむ一人の女性が冷たい中年の男に縋りつきながら涙ながらに叫んでいた。
ラエルは夢の中でその場面を目にし、目を大きく見開いた。
その女性は彼の母親だった。
彼女は幼い頃のラエルを抱きしめながら、その男に何度も懇願し続けていた。
「お願いです、せめて息子だけは助けてください。」
しかし、冷たい印象の中年男性は冷笑を浮かべただけだった。
まるで虫を見るような視線。
その男はラエルの父であるトーロン2世だった。
ラエルはトーロン2世によって地獄のような幼年期を過ごすこととなった。
結局、息子を守ろうとした母親は、トーロン2世の手により命を落とした。
同じ船で生まれた大切な兄妹たちは、トーロン2世の命令で宮殿内で次々に殺された。
ラエルもまた死の危機から逃れることができなかった。
誰も彼が生きているとは思わなかったほど、兄妹たちはトーロン2世の宮殿内で消され、ラエルも命を狙われ続けた。
そんな日々が過ぎ、十数年が経過した。
まるで天が彼を見捨てないかのように、彼は奇跡的に生き延びることができた。
純真だった少年は、幾度となく訪れた死の危機を乗り越える中で次第に変わっていった。
生き延びるために冷たくなり、冷酷さを身に付けていったのだ。
そしてすべての不幸の根源であるトーロン2世が、突然の発作で意識を失い倒れたことで、状況が大きく変化し始めた。
当時の皇太子であった第1皇子は、トーロン2世が倒れた直後に軍を動員し、ラエルを抹殺しようとした。
ラエルは親しかったオルンとキエルの密かな助けによって辛うじて命を救われ、密かに逃亡して勢力を整えた。
そこから始まったのが、多くの命を奪った皇子たちの内乱だった。
その激しい内戦でラエルが勝利するとは誰も予想していなかった。
ラエルはすべての皇子の中で最も弱い勢力だったからだ。
しかし、彼はついに勝利を収めた。
すべての皇子の命を奪い、自分を支えるふりをしていた貴族たちを全員粛清した。
その過程で無数の血が流れた。
遺体は延々と連なり、血が川となって流れるほどだった。
彼は生き残り、勝利を手に入れたが、あまりにも多くの血を流したせいで、人々は彼を怪物として恐れた。
それが、彼が鉄仮面を被るようになった理由でもあった。
顔を隠さなければ、血の重みを背負いきれないと感じたからだ。
彼は、自ら矛盾するような皇太子の座に就いた。
そして、自分が王座を降りるときには、今までに流された血を必ず浄化しなければならないという決意を胸に抱いていた。
しかし、それが無理であることを彼自身も知っていた。
彼は休むことなく働き続け、自分をすり減らすような日々を送っていた。
それだけが、自分の流した血を贖う道だと信じていた。
しかし、どれだけ努力しても、彼が背負った血の重みは消えることはなかった。
夜ごとに毒のような悪夢に苛まれ、彼の魂は日に日に弱っていった。
「思い返してみれば、一日たりとも幸せだったことはないな。」
ラエルは夢の中の内容を思い出し、胸が締め付けられるような思いを抱いた。
そうだ、自分は生まれてから一日たりとも幸せだったことがなかった。
夢のどの場面を見ても、楽しかった記憶はなかった。
すべてが地獄のようだった。
どれほどの時間が経っただろうか?
夢の中で、彼の人生が変わる瞬間が訪れた。
「君は……?」
「マリと申します。」
それはマリと出会う場面だった。
その日をきっかけに、彼の人生は劇的に変わり始めるのだった。
夢の中の暗い場面が明るくなった。
ラエルは陽の光を浴びながら目を開けた。
普段の彼ならこんなに遅くまで眠ることはないが、太陽は既に高く昇っていた。
ラエルは隣のベッドを見たが、誰もいなかった。
「マリ?」
夜中に見た夢のせいだろうか。
胸がぽっかりと空いたような気持ちになり、ラエルはベッドから起き上がった。
部屋を出ると、一階から芳ばしい香りが漂ってきた。
「あ、ラン?起きたんですか?もう少し寝ててもよかったのに。」
マリは台所で料理をしていた。
ラエルは彼女の姿を見て、不思議と安心感を覚え、低く息を吐いた。
「君こそもう少し休めばいいのに。なんで料理なんかしてるんだ?」
「いつも朝ごはんを作ってくれていたじゃないですか。今日は私が美味しいものを作りますから。」
テキパキと手を動かす彼女の姿はとても愛おしく、ラエルは彼女の後ろからそっと抱きしめた。
「ラ、ラン?ちょっと待って。料理中じゃないですか。」
「大丈夫だ。」
「何が大丈夫だって……?」
しかし、マリはそれ以上言葉を続けられなかった。
ラエルが後ろから彼女の唇を覆ったのだ。
「……あ、ラン。」
深いキスを交わそうとしたその時、突然マリが料理していた食べ物から焦げた匂いが立ち込めてきた。
「ちょ、ちょっと待って!」
マリは慌てて正気を取り戻し、彼の腕から飛び出した。
ラエルは未練がましくため息をついた。
「料理なんてしなくてもいいのに……。」
「ダメです。少し待っててください。」
彼女が完全に態勢を整えると、ラエルは仕方がないように椅子に座り、キッチンで忙しそうにする彼女の姿をじっと見つめた。
「どうしてそんなに見ているんですか?」
「ただ、見ているだけ。好きだから。」
マリはなんとなく恥ずかしくなり、顔が赤くなった。
「上に行って、もう少し休んでください。全部できたらお呼びしますから。」
しかしラエルは立ち上がることなく、ずっと彼女だけを見つめていた。
見ているだけで幸せだという視線に、マリは視線をそらした。
どうしても照れてしまう、彼女の夫だからだ。
やがて料理が完成し、二人は湖を眺めながら、ゆったりとした朝食の時間を過ごした。
「料理はお口に合いますか?」
「もちろん、最高だ。」
「冗談はやめてください。」
「本当だよ。君が作った料理で、まずいものなんてあるはずがない。」
彼女は料理においても抜群の腕前を持っていた。
一流シェフと比べても遜色のないほどの実力者だった。
もちろん、彼女自身はそんなことを否定して謙遜するだろうが、ラエルにとっては、彼女が作った料理はこの世で一番美味しいものだった。
「ラエル?もしかして昨日、嫌な夢でも見たんですか?」
「どうして?」
「なんとなく……顔色があまり良くないような気がして。」
マリが慎重に尋ねた。
ラエルはチーズを塗ったパンをかじりながら考えた。
『夢だ。嫌な夢を見てしまったんだ。』
過去の夢は、彼が最も嫌うものであった。
しかし、彼はマリに微笑みを向けた。
「大したことじゃない。大丈夫だよ。」
マリは心配そうな表情を浮かべたが、ラエルは彼女の髪を優しく撫でながらその不安を取り除こうとした。
「朝食を食べたら、王城へ向かう前に少し近くを散歩しようか?」
「はい、いいですね。」
朝の日差しを受けた湖は、静かな夜とはまた違った美しさを見せていた。
二人はそっと手をつなぎ、日差しに輝く水面を眺めながら湖の周囲を歩いた。
特別な会話がなくても、一緒に歩くだけで十分幸せで楽しいひとときだった。
「実は、昨日ちょっと嫌な夢を見たんです。」
「どんな夢だったの?」
「以前、王城に幽閉されていたときの夢です。」
ラエルの顔が一瞬曇った。
彼女にとって最も辛かった時期の記憶。
ラエルは彼女の傷ついた心を感じ取るようにそっと肩を抱いた。
「大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
マリは気丈に振る舞おうとしながら、彼の肩に寄りかかった。
「今はあなたがそばにいてくれるから。あの頃のことなんてもう何とも思いません。」
ラエルは彼女をじっと見つめた。
マリは心から大丈夫だと言わんばかりの表情を浮かべ、その唇には自然な微笑みが広がった。
「実は、僕も昨夜嫌な夢を見たんだ。」
「本当ですか?」
ラエルは昨夜見た夢について、彼女に話して聞かせた。
マリの目には心配の色が浮かんだ。
「それで……大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。」
ラエルは彼女と同じように、大したことではないというように微笑みながら肩をそっと抱いた。
「以前なら辛かったかもしれないけれど、今は君がそばにいる。だから何も怖くない。」
「……ラン。」
ラエルは優しく彼女の髪を撫で、視線を湖に向けた。
「僕は今、本当に幸せだ。そして君と一緒なら、永遠に幸せでいられる。」
マリも振り返りながら湖を見つめた。
愛する人と訪れると一生幸せに過ごせるという言い伝えがあるその湖は、きらきらと輝いていた。
「ええ、私もです。これからもずっと幸せでいられます。あなたと一緒だから。」
二人は手を取り合い、湖を眺めた。輝く日差しと爽やかな風が彼らを包み込む。
まるで二人の未来を祝福するかのように。
マリとラエル。
この場所に来るまで数多くの傷を抱えていたが、今となってはそれも関係なかった。
一緒にいるから。
これからも二人は永遠に幸せであり続けるだろう。
<完結>







