継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【162話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は162をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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162話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ベンタブラック

作業用机が散らかっていた。

デザイン画を描くための紙や鉛筆などが置かれており、今はさまざまな種類の生地の欠片まで散らばっている。

私はぼんやりと生地をいじくり回してそれを投げ捨てた。

仕事に集中できない。

はぁ、昨日は一体どうしたんだろう。

ブランシュ、そしてヴェリテと話をしていたら、思わず自分の話をしてしまった。

友達の話だと言ったがヴェリテは気づいているだろう。

ため息が出る。

心の中で絡まって発酵していた考えを口の外に出したのがとても恥ずかしい。

どうしてこんなにコンプレックスから抜け出せないのだろうか?

もう気にする必要はないのに。

机の鏡をチラッと見ると美しい顔が見えた。

前世の私の顔は少しも残っていない。

余計な悩みなのかもしれない。

醜いユリは死んだのだから、もう外見で悩む必要はないはず。

それならセーブルも私を好きになる可能性があるんじゃないのかな?

アビゲールの顔は誰が見ても美しいのだから。

そんなことを考えてニヤニヤ笑う。

いや、そういうことなら、そもそもセーブルがアビゲールを棒に振ったわけではないだろう。

セーブルは人の顔を特に気にしていないという事実に安堵と不安を同時に感じた。

じゃあ、どうすれば彼の心を持てるんだろうと思って。

はぁ、もういいや。

私はもう十分綺麗!セクシー!カッコいい!

他のことを考えずに仕事しよう。

軟弱な精神に取らぬ狸の皮算用!

 



 

私は黒い生地を手に取った。

レイブンの服に使う生地のサンプルの一つ。

とりあえず約束は守らないとね。

アドバイスくらいはしてあげることにしたのだから。

どんな生地が一番いいかな?

私は机の上に置かれた生地を覗き込む。

まだら模様の夜空を見ているようだった。

少しずつトーンが違う黒い生地。

黒い色を見るとレイブンと会話をしていた瞬間を思い出した。

彼が自分にはどんな色が似合うのかと聞いたところ、私が思い出した色はベンタブラックだ。

ベンタブラックは世界で最も黒い黒と呼ばれるが、厳密に言えば色ではなく黒い物質。

黒色を帯びた物体は光を吸収するため黒く見える。

しかし、この光100%吸収できる物体はない。

そのため、黒い物体と言ってもシワや陰影が見えるものだ。

ところが、ベンタブラックは光を99.96%まで吸収する。

ベンタブラックを着せた物体にレーザーポイントを撃つと、その光さえ吸収してしまうくらいだから。

私はレイブンがその黒に似ていると思った。

光まで吸い込む黒い何か。

静かに生地をいじっていると、ノックの音が聞こえてくる。

「ビビ、忙しいですか?」

セーブルの声だ。

昨日も聞いた声だが、とても久しぶりに聞くように感じられた。

幸い1日が経つと、ドキドキしていた胸もおとなしくなった状態だ。

私は外に出る。

 



 

「殿下、私は・・・。いや、その顔はどうしたのですか!?」

1日ぶりに会ったセーブルはめっきり痩せていた。

どこか苦しいのだろうか?

目の隈が酷く、頬まで窪んでいる。

「どこか具合が悪いのですか?大丈夫ですか?」

「大丈夫です。昨日まともに眠れなかっただけですから」

幸い声は落ち着いていたが、疑問は依然として残っている。

眠れなかったからといって人がこんなに痩せるものなの?

何をすれば1日でここまでの状態に?

まるで重病の人のように見えた。

「本当に大丈夫なのですか?苦しくて眠れなかったのではないのですか?」

「私もよく分かりません」

「ひとまず座ってから話しましょう」

打てば倒れる人のようにセーブルは弱そうに見える。

彼の手を引っ張っていき、強制的にソファに座らせた。

幼い頃は虚弱だったから?

窓から降り注ぐ光がセーブルの顔に触れると、彼は明るく見えた。

「医者を呼んだ方がいいのではないでしょうか?」

「私は本当に大丈夫ですから」

声だけ聞くといつもと同じで変な気分に。

本当に大丈夫なのかな?

そんな中、セーブルが静かに尋ねてきた。

「昨日、ブランシュとはよく眠れましたか?」

「はい、私はよく眠れました」

私も悩みが多くて夜明けまで眠れなかったが、セーブルの前で疲れているとは言えなかった。

「今日もブランシュと休まれるのですか?」

「う〜ん。そうですね・・・」

ところで、どうしてこんなことを聞くんだろう?

セイブリアンも辛くて一人で寝たいのかな?

彼の本音を察知しようとすると、セーブルが口を開いた。

「アビゲール、頼みを一つだけ聞いていただけますか?」

「お願いですか?何でしょうか?」

他でもない病気の人の頼みを無視することはできない。

セーブルが躊躇いながら口を開いた。

「私たち・・・、また同室になりませんか?」

彼はまるで死ぬ直前の遺言でも残す人のように切なく尋ねた。

あの窓越しの最後の葉が落ちたら、早死にする人のように。

 



 

セイブリアンの疲弊が想像以上ですね。

それだけアビゲールのことを気にしているという意味ですが、アビゲールはどう答えるのでしょうか?

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