継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【321話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は321をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

321話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【320話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は320話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 甘い関係

水晶の中でかすかな光がちらちらしていた。

芯を燃やして燃え上がるろうそくとは全く違う色だ。

ろうそくの灯りがほのかな黄色と朱色を含んでいるなら、今シャンデリアを照らしているのは白の魔力だった。

サスペンダーを着た小さな妖精たちが忙しく動きながら、魔導具を設置しているところだった。

ベリテが華奢な声で言った。

「几帳面にチェックして!うちのお義母さんが使うんだよ。ああ、そこが曲がってる!」

くう、お義母さんって。

ベリテの口から出た表現があまりにも生硬で感激した。

そうするうちにベリテがふと私の方を振り返り、顔色を伺いながら小心に口を開いた。

「婚約式はまだなんだけど、お義母さんと呼んでもいい?」

その慎重な問いに感激がこみ上げてくる。

私はベリテをぎゅっと抱きしめた。

「もちろん!私があなたの義理の母よ!」

「お義母さん・・・!」

「婿・・・!」

ベリテは泣きそうな顔で私を見た。

ああ、私に婿ができるなんて。

まだ夢のようだった。

 



 

ブランシュとベリテがデートをした日。

二人の子供は少し妙な顔をして帰ってきて、結婚したいと言った。

私は反対する理由が一つもなかった。

お互いに好きなんだもん。

私は婿を力いっぱい抱きしめる。

しかし、感激している私たちとは違って、不満な覗線を送る人がいた。

セーブルは腕を組んだまま私たちを見守っている。

ベリテは彼を見てそっと口を開いた。

「お義父さん?」

まるで鈍器に殴られるかのようにセーブルがびくっとするのが見えた。

彼は唇をかみしめてやっと話した。

「・・・まだお前の養父ではない」

プフッ。

そう答えるセーブルを見ると思わずニヤリと笑ってしまう。

「まだ」ということを見れば、結局彼も承諾したという意味だったから。

結婚したいというブランシュの話を初めて聞いた時、セーブルは大きな衝撃を受けて床に伏せた。

もしブランシュが妖精王国と同盟を結ぶために、政治的な理由で結婚を決心したのではないかと何度も聞いたほどだ。

しかし、ブランシュは断固として首を横に振り、ただベリテが好きだから下した決定だと言った。

ブランシュの意思がそうだというから、セーブルもこれ以上反対はしなかった。

まあ、それでも衝撃を受けたようですが。

それでもベリテがネルゲンに来てくれてよかった。

ブランシュがその国に嫁に行くとしたら、どんなことが起こったのか想像もできない。

セーブルは結局、2人の結婚を許した。

代わりに一つの条件を掲げた。

[君たちは若すぎる。結婚式は少なくとも16歳になった後にするのが正しいと思う。だからその時まで私はあなたの養父ではない]

本当にうちの旦那は、幼稚で可愛いよね。

しかし、私もその気持ちが理解できる。

確かにまだ幼かったし、2人の子供が互いに愛で結婚をするとしても、その後はどんな政治的圧迫を感じるか分からない。

だから今は婚約程度だけして結婚は後でした方が良いと思った。

ベリテもうなずいた。

「うん、わかった。予備のお義父さん」

「だからお義父さんと呼ばないで」

2人が言い争うのを嬉しそうに見守っていたところ、ブランシュの声が聞こえてきた。

「わあ、みんなここにいましたね」

その声が聞こえると、にらめっこをしていたベリテがさっさとブランシュの方を見る。

ブランシュを見た瞬間、ベリテの口が大きく開き、嬉しそうな顔になった。

ベリテはブランシュに向かって素早く走った。

「シュー!会いたかったよ、シュー」

ああっ!シューなんて!

まったくシュークリームを一口いっぱいかじったような甘い愛称だ。

「シュー、よく眠れた?一晩中何もなかったの?」

「うん。私はよく眠れたよ。ベリーはよく眠れた?」

ブランシュも顔が真っ赤になり、ベリテの手をぎゅっと握る。

ああ、二人が付き合い始めてから、宮の中に蜜で洪水が起きたような気がした。

シュー、ベリーって言いながらお互いに仲良く気遣う姿があまりにも愛らしい。

そんな中、妖精たちはやや驚愕の目でベリテを見ていた。

自分たちの王子様がああするのを見ると衝撃が大きいのだろう。

セーブルもめまいを感じているようだった。

彼がふらつくと、倒れないようにそばでしっかりと腕を組んだ。

彼はうつろな目で私を見る。

ここに信じる人は私しかいないというような目つきで。

「ビビ・・・うちの子がもう婚約するなんて。私はまだ準備ができていませんが・・・」

彼がここまでひどく寂しがるとは思わなかった。

それだけブランシュを愛しているということだろう。

以前ならブランシュの意を無視したはずだが、娘の意見を尊重する姿が殊勝だった。

「そうですね、残念ですね。でも、すぐに結婚するわけではありませんから。私たちのそばを離れもしないですし」

「そうなんですけど・・・」

くう、悲嘆に暮れる子犬のような目なんて。

私はその愛らしい人の口に軽くキスする。

キスを受けるとセーブルの顔が少し和らいだ。

 



 

セーブルがもう一度私の口にキスしようとすると、ノマが咳払いをした。

気を取り直して周りを見回すと、部屋の中の妖精たちがやっていたことも止まったまま、私たちを見ている。

「恋人のいない人は悲しくて生きていけるのか」そう言っているようだった。

ふむ、私が体裁を守れなかったね。

そんな中、ベリテはものともせずブランシュといちゃついている。

「私、スレビエンに行かなければならないのにどうしよう。シューに会いたくてどうしよう。後で行こうか?」

「私もベリーと離れるのは残念だけど、行ってやるべきことが多いじゃないか」

「うん・・・王位継承問題も説得しなければならないから」

スレビエンから帰ってから数日しか経っていないが、ベリテは再び故国に帰る準備をしていた。

やるべきことが多いだろう。

3年間の空白を埋めなければならないし、王位継承問題も解決しなければならないし。

ブランシュは注意深く尋ねた。

「でも、本当に大丈夫?ベリーが王位を追わなくなっても」

「私は大丈夫。そして、そもそも私が引き受ける席ではないようだ。3年間国の世話をしたのはゼルダお姉さんだよ」

ベリテは欲張らずに笑っている。

王位を放棄した人があんなに幸せそうに笑うことができるのか、なんだか不思議な気持ちだった。

「早く行って、お父さんと話をして、私たちの婚約のお知らせも聞かせてくるね。戦争問題も収拾しなければならないし」

残念ながら、まだ戦争は終わっていない状態だ。

妖精たちが連合軍に売った武器が相当あったからだ。

これ以上武器を供給しないということだから、戦争は長くは続かないでしょうが。

ブランシュはその言葉にうなずいた。

そして、物足りなさがいっぱい詰まった目でベリテを眺める。

「早く戻って来るんでしょ?」

宝石のような目で眺めるブランシュがとても愛らしかった。

ベリテも心臓が痛いように息を切らす。

「心配しないで!ここに私の魔力を込めた鏡を置いて行くよ。気持ちとしては毎日来たいけど、距離が遠すぎて・・・」

宮殿を離れても通信・移動魔法が可能ではあるが、距離が遠いほど消耗される魔力の量も多いと言った。

「でも、何かあったらすぐに来れるから。二日に一度は必ず連絡するよ。私がシューのことを考えていることを覚えておいて」

ああ、この子たちどうしてこんなに切ないの。

別れる場面を見ていると心が痛かった。

そんな中、ベリテが私を振り返った。

「お義母さんにもあげるものがある!」

「え?何?」

私にも鏡をくれるかな?

ベリテが妖精たちを見つめると、何人かが大きな箱を持ってきてテーブルの上に置いた。

中身を出してみると、それは服だった。

今、ベリテと妖精たちが着ているものと似ているデザインだ。

「スレビエンのダブルスだよ。お義母さんが欲しがると思って」

ああ、うちの婿は最高だ!

欲しかったのにどうして分かったの?

私はとりつかれたように服を見る。

活動性を重視したオーバーオールから、可愛らしいボタンとシルクハットを合わせたズボンスーツまで。

私が住んでいたところからすると、19世紀中後半の衣装に近いように見えたが、独特な装飾がついていた。

主にぜんまいの形の金属装飾が多かったが、そのためもう少し近代的に見えた。

こういうのをスチームパンク風って言うのかな?

 



 

シューとベリー、とても甘い関係になった二人。

セーブルが落ち込んでいる姿が面白いですね。

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