継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【240話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は240をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

<鏡よ 鏡 この世で一番美しいのは誰?>

子供服のデザイナーとして生きていた私は過労死ししてしまい、気がつくと童話に入り込んでしまった。

しかも、美しい連れ子に嫉妬し、毒殺して夫に処刑される残忍な悪女になっていた!

可愛くて愛らしい我が娘ブランシュと仲良くなって愛情を注ぎたいのに…。

「君がブランシュの心配をするとは面白いな」

クズみたいな夫がいつも私の邪魔をしてくる!

「私もブランシュの親です。私を疑ったことを謝ってください」

「謝らなかったら?」

「今夜、殿下の寝所へ伺います」

アビゲール・プリドキン:本作の主人公。白雪姫ブランシュの継母。転生前はデザイナーで、ブランシュのことを気に入っている。

ブランシュ・プリドキン:アビゲールの義理の娘。自分を虐げてきたアビゲールの突然の変貌に困惑している。

セイブリアン・プリドキン:ネルゲン王国の国王。ブランシュの父で、アビゲールの夫。

クララ:新人侍女。

ミラード:セイブリアンの側近。

ジェレミー夫人:ブランシュの家庭教師でありシッター。

ストーク:公爵。セイブリアンに側室を迎えるように何度も勧めてくる。

ヴェリテ:真実を告げる鏡。

ミリアム:前王妃。ブランシュを産んで間もなくこの世を去った。

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240話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • それぞれの価値観②

これをどうすればいいのか。

ナディアも、カリンの意見も理解できた。

私もスカートを履いた男性を見たら驚いた目で眺めるだろうから。

しかし、歴史を見ると、男性がズボンではない服を着るケースは簡単に見つけることができる。

「私はむしろあなたたちの方がおかしいと思う。あなたは尻尾ではなくて、足があるじゃない。どうしてズボンを履かないの?」

「それは、女性の服じゃないから・・・」

「女性は足がないの?違うでしょ?」

「きゃあ!どこを暴いているのですか!?」

ナディアがカリンのスカートの裾をサッと持ち上げると、カリンは飛び跳ねながら後退りする。

その姿が面白いのか、ナディアはクスクス笑いながらさらにスカートを持ち上げようとした。

その時、小さな何かが二人の間に割り込んだ。

「お二人ともやめてください!」

ブランシュの叫びに二人が同時に固まってしまう。

彼女は唇をギュッと閉じて二人を見た。

「カリン令嬢、他人の文化を理解するのが難しいのは知っていますが、そのように言えばナディア様が悲しむと思います」

「ほら、ブランシュもこう言っているじゃない!」

ナディアは意気揚々とした声を出すが、ブランシュは今回も厳しい声で話した。

「ナディア様もです。カリン令嬢が困っているじゃないですか。他人の服を強制的に暴いたら、どれほど恥ずかしいことでしょうか」

「うん?たかが足を・・・、いや、ごめんなさい!もうしないわ」

ブランシュがにこやかな目で眺めると、ナディアは素早く謝罪する。

カリンは依然として顔が赤くなった状態だ。

ブランシュは、そのような二人の手をしっかり握って握手を強要する。

それから断固とした口調で話した。

「お二人とも悪かったでしょう?お互いに謝って仲直りしてください」

「・・・ごめん」

「・・・ごめんなさい」

 



 

二人もブランシュには勝てなかった。

一応お互い表面的に和解はしたが、二人とも表情が優れていない。

先に喧嘩をした人はカリンだが、その気持ちはある程度理解できる。

この時代を生きていくカリンとしては、女性がズボンを履いて、男性がスカートを履いているのが理解できないだろう。

私が住んでいた時代でも女性ならスカート、男性はズボンという認識があるから。

私が住んでいた時代でさえ、カリンと同じように人魚の考えからを受け入れ難い。

カリンは今は戸惑うだろうが、少しずつ変わるだろう。

私は気まずい雰囲気を和らげるために話題を変えた。

「ところでナディア、人魚たちは服をどうやって作るのですか?」

「海で育つ絹の草があるの。そこから得た糸で服を作るわ」

へえ、そういうのがあるんだ。

私が住んでいた世界にはなかった生地なので、とても気になる。

どんな材質なんだろう?

ブランシュも雰囲気を変えようとするかのように自然に対話に参加した。

「その糸で作る生地はどんな感じなのですか?」

「弾性があって軽いわ。君たちの服は重すぎるのよ」

「どんな服なのか、とても気になります!」

「そう?カリンも気になる?」

自分の名前が呼ばれると、カリンの小さな肩がぎくりと震えた。

「まあ、ちょっと・・・。気になりますね・・・」

その反応にナディアは大声で笑う。

 



 

ナディアは気が緩んだようで、私が持ってきた鉛筆を握って口を開く。

「じゃあ、一度描いてみる・・・」

彼女が絵を描こうとした時、部屋の片隅で「ポン」と水揚げする音が聞こえた。

うん?何だろう?

音がしたところを眺めると、そこには小さな漁港が一つあった。

ナディアは飛び起きて漁港に近づく。

よく見ると、その中に青い鱗を持った魚がいる。

ナディアは魚をじっと見つめながら口を開いた。

「うーん、良かった。服を描かなくてもいいみたい」

「どうしてですか?」

「直接見ることができるから。アトランシアから正式に使節団を派遣するんだって」

使節団?

ナディアがアトランシアに伝令を送ったという話は聞いたが、正直戸惑った。

カリンも驚いた顔で彼女を眺めている。

「使節団が来るんですって?なんで分かったのですか?」

「魚が伝えてくれたから」

魚は自分の功績を自慢するかのように優雅に泳いだ。

カリンは依然として信じられない様子だった。

「まさか使節団の派遣を承認してくれるとは思わなかったわ」

ナディアが唇を捻りながら呟く。

あれ?どうしてそんな反応なんだろう?

「ナディア、嬉しくないのですか?人魚たちに会えるじゃないですか」

「うん?嬉しいよ。嬉しいけど・・・」

そう言って、ナディアは漁港を見下ろす。

漁港の中で小魚が激しく動いているみたいだけど?

「私は今、家出しているじゃない?きっと出くわしたら怒られるから。今送ってきた魚も私に何か言っているし」

ああ、そういう訳だったんだ。

確かに私もブランシュが家出した後、使節団を送ってくれと言ったら安堵すると同時に怒るだろう。

 



 

ブランシュが一瞬で場を収めましたね。

さすが王の子供です!

人魚の使節団。

また一波乱起きそうですね。

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