継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【319話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は319をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

319話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【318話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は318話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 初々しいデート

春を迎えた森は、いつにも増して華やかで暖かかった。

悦惚とした日差しが花びらの間に入り、まるで宝石のように光っている。

王宮近くの森の入り口にベリテが立っていた。

ベリテは緊張した顔で自分のカフスをいじくり回している。

今日はブランシュとデートをする日だ。

アビゲールが作ってくれた新しい服を着て、たくさんおしゃれをしたまま約束の時刻より先に出ていた。

緊張でまともに眠れなかった昨夜。

抜いているうちにいろいろと質問したのも一役買った。

ブランシュ姫はいつから好きになったの?

どこが一番好き?

実はベリテとブランシュのデートに関心を持つ人はゼルダだけではなかった。

アビゲールは全力でベリテを支援し、応援してくれた。

あらゆる腕をふるって、誰が見ても驚嘆すべき服を作った。

ベリテの瞳によく似合う銀糸で刺繍を施し、光沢のある水色の絹に細エボタンと装飾で
ポイントを与えて。

しかし、2人の恋愛戦線を良い気持ちで応援する人だけがいるわけではなかった。

「ベリテ、お前があえてブランシュとデートするなんて・・・」

森の片隅。

セイブリアンは暗殺者のように身を隠し、ベリテをにらみつけている。

まるで獲物を狙う猛獣の目つきだった。

彼はベリテを見て歯ぎしりをする。

隣に一緒に隠れていたミラードが困った表情で話した。

「殿下、これでいいのでしょうか?」

「当然のことだ。何が起こるか分からないのだから」

ブランシュの安全を口実にここにいたが、実は心は狭かった。

デートだなんて。

まだブランシュは13歳にしかなっていないのに。

恋愛するには早くても10年は過ぎた。

ベリテに助けられたことが多かったが、ブランシュと二人きりで放っておくことはできない。

この前はブランシュとキスまでしたのではないか。

今回もそのようなことが起こらないという保障はない。

そのため、国政もすべて後回しにし、デートを監視しに来たのだ。

もし、ベリテがでたらめを言うなら、すぐに飛び出して邪魔をする計画だった。

そのように息を殺したままベリテを睨んでいると、ミラードが息を殺しているのが感じられた。

一体どういうことなのかと思い、セイブリアンも後ろを振り返る。

彼もミラードのように息が止まるのを感じた。

「二人とも、ここで何をしているんですか?」

いつの間にかアビゲイルが背後に迫っていたのだ。

彼女は微笑んでいたが,どこか黒いオーラが立ち上っているようだった。

「まさかブランシュとベリテのデートを監覗しているのではないでしょうね?」

彼女の瞳が剌さるような紫にひらめく。

ミラードは異常な雰囲気に答えることができなかった。

まるで毒蛇の前に露出された蛙になった気分だ。

セイブリアンもやはり冷や汗を流していたが、叱られた子犬のように覗線を避ける。

アビゲールがにっこりと笑う。

「二人の子供を邪魔してはいけません。さて、私たちは別の場所でお茶を飲みましょう」

「でもビビ、もし何かあったら・・・」

セイブリアンは臆病もに反抗してみる。

しかしアビゲイルは殺伐とした笑みを浮かべたまま、セイブリアンの手首をばくりとつかんだ。

「お茶を飲みに行きましょう」

はっきりと刻み込むように、脅迫に近い口調だ。

あの笑顔が悪魔のように変わるのもやはり時間の問題だったはず。

彼は結局アビゲイルに生け捕りにされてしまった。

ミラードもぎこちない顔で後を追う。

そのように二人の悪党を引っ張っている途中、アビゲイルとベリテの目が合った。

ベリテはなぜ彼らがここにいるのか不思議そうな顔をしていた。

そんなベリテに向かってアビゲールは親指を突き出した。

まるで邪魔者はこの王妃様が処理したのだから、安心しろというように。

ベリテは少し面食らった顔で立ち去る3人を見る。

なんとなく応援を受けたようで緊張が少しほぐれたようだった。

 



 

その時、小さなお姫様があたふたと近づいてくるのが見えた。

「ああ、ベリテ。ごめんなさい!私ももっと早く来ればよかった」

遅れたと思って走ってくるブランシュを見て、ベリテは驚いて何も言えなかった。

ブランシュは愛らしい桜桃色のフリルワンピースを着て、春の日差しを避けるためにボンネットをかぶっていた。

これもやはりアビゲイルの力作だ。

彼女は陶器を割る職人の気持ちで、何度も服を作り直す。

普段からきれいだと思っていたが、今日は言葉が出ないほどだ。

ベリテはひどく赤くなった顔で話し出す。

「あ、いいや。私が少し早く来ただけだよ。服がすごく綺麗だね」

「だよね?お母さんが作ってくれたんだよ。ベリテの服も素敵だよ」

2人の子供が恥ずかしそうに向かい合っていた。

セイブリアンがいなくてよかった。

いたら、きっと飛び出したはずだから。

「じゃ、じゃあ散歩に行こうか?」

「うん、いいよ」

ブランシュはにこやかに微笑んでうなずく。

こぶし一つ入るくらいの距離を置いたまま、二人の子供はよく整えられた小道を歩いていった。

時間にも香りがあれば、陽射しの香りがしそうだ。

ベリテは慎重に口を開く。

「デート、もっと素敵なところでしようかと思ったけと、ごめんね。気持ちとしてはスレビイェンを案内してあげたかったけど・・・」

セイブリアンが「遠くへ行くのは絶対だめだ」と厳禁したためだった。

安全を心配する気持ちをよく知っているので、ベリテも反対しなかったけど残念な気持ちは相変わらずだ。

「心配しないで、ベリテ。私はこんなに近くの森に遊びに来たのも嬉しいよ」

「よく来る所じゃないか」

「でもベリテとは初めてだから」

ブランシュはにっこり笑いながら言った。

ベリテと一緒にいるだけでも見慣れた空間が新装をしているようだった。

その言葉にベリテは心臓が破裂しそうだった。

あまりにも強力な攻撃。

自分がどれほど腕のいい猟師なのかも知らないまま、ブランシュはにこにこ笑いながら話を続ける。

「でも、今度はスレビイェンに行ってみたいね。ベリテの家族にも会いたいし」

「うん。ぜひ紹介してあげたい」

「あ、それと・・・ゼルダ王女と話したけど、次の王位継承者がベリテだって?」

その言葉にベリテは立ち止まってしまった。

そんな話までしたなんて。

困ったことを言ったのではないかと心配になった。

「まあ、私って天才じゃないか。だから私が王になってほしいんだって」

ベリテの偉そうな顔を聞いて、ブランシュは軽く笑う。

しかし、どこか表情が空っぽのようだった。

なぜあんな表情をするのだろうか。

 



 

ベリテが聞いてみようかとしばらく悩んでいたところ、ブランシュが小道の近くに咲いている花木に覗線を与える。

「うわぁ、もう桜が咲いたね」

早咲きの桜が少しずつ蕾を咲かせていた。

ベリテが昨日こっそり訪ねてきて、開花魔法をかけておいたおかげだ。

「下には、うさぎの草の花がある!一面花畑だ。すごく綺麗!」

ブランシュの笑顔を見ると、ベリテは胸がいっぱいになった。

あんなに喜ぶなんて。

「ベリテ、ちょっと待って。私が花のブレスレットを作ってあげる!」

ブランシュは花園の前にしゃがみ込んで、もぞもぞと花軸を編み始める。

ベリテもニヤリと笑って、隣に座って花冠を作ろうとした。

しかし慣れていないので、生半可に花の指輪を一つ作るのが精一杯だ。

その時、風が二人の間をかすめる。

まるで暖かい息遣いのような微風だった。

白い花びらが雪のように舞う。

その白い景色の間に、ブランシュがいた。

黒檀のように黒い髪の毛が夜空のように舞い、その上に星が剌さるように花びらが舞い降りる。

しかし、いくら花びらが白いとしても、今のブランシュの笑顔だけはできないはずだ。

「わあ、きれい」

ブランシュは舞い散る花びらを見て感心した。

それからベリテを見て、白い目で可愛らしく笑う。

「来年も再来年も、ずっとベリテとお花見をしたいね」

その言葉がベリテにどんな意味で近づいてくるのか、ブランシュは知らないはずだ。

その言葉は救いのようなもので、日光のようなものだった。

鳥の白い羽のようで、最も暖かい風にも似ている。

ベリテは長い間ブランシュを見つめていた。

この世にただブランシュだけが存在するように。

今日はただデートだけして帰ろうとしたのに、ちゃんと準備もしなかったのに。

でも、今言わなければ、永遠に後悔しそうだった。

 



 

いよいよブランシュとのデート。

ヴェリテの告白に、ブランシュはどんな返事をするのでしょうか?

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