大公家に転がり込んできた聖女様

大公家に転がり込んできた聖女様【42話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「大公家に転がり込んできた聖女様」を紹介させていただきます。

今回は42をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【大公家に転がり込んできた聖女様】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「大公家に転がり込んできた聖女様」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹...

 




 

42話 ネタバレ

大公家に転がり込んできた聖女様【41話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「大公家に転がり込んできた聖女様」を紹介させていただきます。 今回は41話をまとめ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 聖女セスフィア

中央神殿がある領地に入ってくるのはとても簡単だった。

神官長が同行したため、これといった確認もない。

しかし到着したという言葉に馬車から降りたエスターは、慣れない風景に首をかしげる。

「ここは・・・?」

一般的に人が出入りする正門ではなかった。

その上、到着時間が遅すぎて中央神殿に入るドアはすでに固く閉ざされた時間だ。

「神官長、どこから入るのですか?」

「非公式だと言ったように、神官長以上だけが知っている通路に入る」

神官長に沿ってぐるりと回っていくと、エスターが知らない裏口が現れた。

もちろん、門を守る騎士は別にいる。

「通行証を見せてください」

騎士は鋭くエスター一行を見回した。

パラス神官長は、彼が持っていた高級通行証を提示する。

厳しい確認手続きの末、ドアが開いた。

「入ろう」

ついてはいるが、エスターはますます理解ができなかった。

聖女は神殿で最も高い地位を持つ人だ。

いくら非公式日程だとしても、そのような人に会うのに、ここまで隠密なのが不思議だった。

「誰に会うのか、絶対に口に出してはいけない。分かった?」

パラスはエスターに考える暇を与えずに話し続ける。

特に、セスフィア聖女の前で注意すべき点を詠んだが、聖女に絶対に何も聞くなと言った。

「・・・どうせ君が何を言っても聞こえないだろうが」

エスターはパラスのため息交じりの独り言に耳をそばだてる。

聖女の状態が非常に良くないようだ。

(じゃあ、ここまで来る理由がないじゃないか)

不安に思う中、セスフィアが滞在する聖女宮が見え始めた。

いつも人がいっぱいで聖騎士たちが守っていたところだが、今はまるで死んでしまった空間のように静かだった。

ここに来る間、不思議なほど誰も会わないのを見ると、あらかじめ人を片付けておいたような気もする。

聖女宮の前に到着すると、パラスが手を伸ばしてビクターを止めた。

「君は前で待つようにしなさい」

「それはダメです。私の実の兄です。一緒に入るんじゃないと、私も入りません」

元々はエスターも一人で入ろうとしたが、ビクターが剣に手を上げるのを見て驚いて仲裁した。

結局、パラスの許可の下、3人が一緒に聖女宮に入ることに。

かすかにろうそくだけが灯された廊下は、とても暗くてぞっとした。

侍女も一人も見えない。

ここが本当に聖女宮なのかと思うほどで、しきりにきょろきょろするようになった。

「息が・・・」

ところがだんだん息が苦しくなった。

神殿に入ってきた時からずっと不快だった感情が、ろうそくだけが灯された暗い廊下を歩くと爆発する。

思い出したくない過去が同時多発的に浮かび上がっていた。

深く埋めておいたが、忘れられない記憶が。

「どうしたの?どこか痛いのか?」

ビクターはエスターが苦しんでいることに気づき、心配する。

「いや、ただちょっと息が苦しくて・・・」

エスターは一人でゆっくりと息を引き取った。

何度か深呼吸をしたら、それでも慣れてきたようだ。

「もう大丈夫だよ」

「本当?大変なら今からでも外に出よう」

「ここまで来たのに帰るわけにはいかない。心配しないで、お兄ちゃん」

エスターは元気そうに答え、引き戸を通り過ぎる。

少しの間開いたパラスとの距離をさっと縮めた。

以前はつらい記憶ばかりで耐えられなかったが、今は違う。

思い出すだけでも幸せになる記憶が多くて耐えられた。

(私は変わった)

エスターはいっそう楽になった目つきで大きく息を吐く。

トラウマが少しは治ったようだ。

(ふぅ、やっと着いた)

前にいたパラスはついに現れた聖女の部屋を見て、足を止めた。

その前にはある中年女性が立っている。

「少し遅れましたね。おっしゃった絵具は中に用意しておきました」

「いつもありがたいね。詳しいことは後で別に話そう。時間があまりない」

2人は目で挨拶を交わしながら、親しく会話を交わした。

「私は応接室に行っています」

「終わったら呼びに行くね」

中年女性は会話が終わるやいなや、部屋の前を空けて一人で抜け出した。

パラスのほかには、エスターとビクターに目を向けなかった。

すでにどのような状況なのか、皆知っている様子だ。

 



 

「じゃあ、入ろう」

パラスはこわばった声でつぶやく。

どれほど緊張したのか、肩が硬くなっているのが目に見えるほどだ。

つられて緊張したエスターが唾をごくりと飲み込んだ。

「この中に・・・あの方がいらっしゃるんですよね?」

「うん」

ドアノブが回り、スムーズにドアが開いた。

エスターを先に中に入れた後、パラスがドアを遮った。

「仕方なく一緒に入ってきたが、この中に入るのはこの子だけだ」

「そんなことはできません」

エスターを安全に護衛しなければならないビクターは当然反発する。

しかし、今回はエスターが先に部屋の前で待つよう命令した。

こんないざこざで飛ばす時間がなかった。

エスターは震える目で部屋をのぞき込んだ。

遠くを探すまでもなく、ベッドに聖女が腰掛けている。

(本当に聖女がいる)

徽章に隠れていて、シルエットだけ見ても胸がドキドキした。

エスターがぼんやりと立ち止まって眺めている間、パラスがゆっくりとセスフィアに近づく。

「聖女様、私です。パラスです。分かりますか?」

セスフィアに面したパラスの表情は非常に興奮していた。

ときめきと焦りが混じった妙な表情。

「聖女様・・・いや、セスフィア。私のことが分かりにくいですか?」

「・・・」

しかしいくら切なく呼んでもセスフィアは彼を見向きもしなかった。

残念な時間だけが流れていく。

「最後だと思って・・・ぜひもう一度お会いしたかったです」

パラスは今にも泣き出しそうにすすり泣いた。

予期せぬ悲しい雰囲気にエスターが当惑するほとだった。

(いったいどういう関係なの?)

さらにセスフィア聖女に耳打ちをした彼は、切ない表情で彼女をソファーに座らせる。

「ご覧の通りあんな状態なのでよろしく。あの方の最後の姿を撮ってあげなさい」

「そうしましょう」

パラスは前で待つと言って、力なく歩いていった。

ついにセスフィアと二人きりになり、エスターも彼女の向かいに座る。

正面から見ても、セスフィアの目には焦点がなかった。

薬に酔ったように朦朧とした目つきだ。

淡い水色の瞳は世の中を超越したように何も盛っていなかった。

(どうしてこうなったの?)

エスターは複雑に準備された道具を広げる。

絵を熱心に描くつもりはなかったが、パラス神官長が出て行く時に丁重に頼んでいたのがちらついた。

(これが最後の姿なら)

非公式的にでも必ず記憶したい姿とは、下手に描くことはできなかった。

エスターはため息をつきながら絵に集中する。

最後かも知れないというから、最善を尽くして頼みを聞いてあげたかった。

エスターが集中するほど、瞳が少しずつ薄くなっていく。

そうするうちに色がだんだん変わって黄金色に燃え始めた。

 



 

セスフィアはこれらすべての状況を息を殺して見守っていた。

事実、ラビエンヌが毒を入れるということを知って以来、毎日浄化に努めており、気をつける時間が増えていた。

普段は薬に酔った振りをしている。

今も同じだ。

しかし、自分を訪ねてきたエスターを見て心臓がドキドキし始めた。

(この子がなんでここにいるの?)

セスフィアも夢と聖水を通じて向き合ったエスターに一目で気づく。

彼女は動揺を抑えながらこっそりエスターを見た。

溢れる聖力には終わりが見えなかった。

(もう私を飛び越えた)

そして、絵を描いている間に金色に変わる目を見て、エスターがすでに聖女として自覚したことを確信する。

絵に集中していたエスターは、強烈に感じられる視線に疑問を抱いて頭を上げた。

「どうして?」

そして自分を見つめているセスフィアを見つけた。

さっきのどんよりした状態ではなかった。

「私が聞きたい言葉だね。なんであなたがここにいるんだ?」

セスフィアが静かに詠んだ言葉に、エスターが驚いて口を開いた。

「私のことを知っているのですか?」

「あなたが私を見たように私もあなたを見た。聖水を利用したのもあなただったよね?」

とても小さな声がエスターの耳にささやくように聞こえてきた。

2人だけがやっと聞き取れるほどだ。

エスターは震える手を必死につかんで絵を描いた。

疑われないためには、描き続けなければならなかった。

「その通りです」

「ここはどうやって入ってきたの?どうしてあなたがパラスと一緒に来たの?」

「偶然としか説明ができません。神官長が私の絵を見て私を探したんですよ」

二人は依然として互いに対する警戒の紐を緩めなかった。

しかし、裏では、ひどい同質感を感じていた。

「実は初めてあなたを夢で見た時は、次の聖女を見せてくれる啓示だと思ったんだ。だけど・・・・あなたはもう私以上の聖力を持っているんだね。次じゃなくて、もう聖女だよ」

この状況が混乱したのはセスフィアも同じ。

自分の前に現れたもう一人の聖女をどう受け止めていいか分からなかった。

「一体これはどういうことなのか。一つの世代に聖女が2人も現れるなんて・・・」

「聖女様も理由がわからないのですか?」

「そうだよ。こんな場合は記録すらない。私が力を失っていくからだろうか?」

セスフィアもエスターが望む返事をすることができなかった。

結局、間き出すことがないという話。

エスターは残念な気持ちを隠すことができず、一番気になったことを尋ねる。

「私を見たことがあると思ったとおっしゃったじゃないですか。では、神殿に・・・私に対する話をしましたか?」

これは非常に重要な問題だった。

現聖女の啓示を土台に次の聖女を探すため、もしセスフィアがすでにエスターの特徴を話したとすれば注意する必要がある。

誰よりも速く動くラビエンヌがもう手を打っているかも知れないから。

備えなければならなかった。

「いいえ、話してないわ。これからも隠すつもりよ」

「なぜですか?」

エスターは意外な答えにまた驚いて問い返した。

「今の私の姿を見てごらん。私をこんな姿に作ったのがこの神殿だ。私がどうして彼らをもっと助けるだろうか」

 



 

ついに聖女セスフィアと出会いました。

ラピスとセスフィアの関係も気になりますね。

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