継母だけど娘が可愛すぎる

継母だけど娘が可愛すぎる【325話】ネタバレ




 

こんにちは、ちゃむです。

「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。

今回は325をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【継母だけど娘が可愛すぎる】まとめ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

325話 ネタバレ

継母だけど娘が可愛すぎる【324話】ネタバレ こんにちは、ちゃむです。 「継母だけど娘が可愛すぎる」を紹介させていただきます。 今回は324話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 欲しい服

「ブランシュ。背が伸びましたね」

私はブランシュの服の寸法を測っている途中、メジャーを引き締めて言った。

静かに立っていたブランシュが目を輝かせながら尋ねる。

「私はどれくらい大きくなりましたか?」

「2センチ伸びましたよ」

「わあ、本当ですか?嬉しいです!」

背が少し伸びたことであんなに喜ぶ姿だなんて。

ブランシュがどれだけ喜んでいるのか、私がみな浮かれているような気がした。

2cmだけど、まだ私の目には小さい子供なのに、可愛いよね。

私は満足そうにブランシュの寸法を書きながら言った。

「殿下もお聞きになれば喜ばれたと思いますが」

その言葉を口に出すと、私はふと寂しさを感じた。

セーブルの空白を自ら確認する感じだ。

彼が戦場に発ってから何日も経っている。

今頃は西部に着いたかな、それとも行く途中かな。

こんなに長い間離れているのが初めてなので、なんとなく心が寂しかった。

ブランシュも少し寂しい表情で話す。

「そうですね。ベリテもいたらよかったのに。」

ブランシュも浮かぬ様子だ。

この子たち、ただでさえ付き合ったばかりなのに、急に長距離恋愛になってしまうなんて。

「それでも、お母さんまで西部に行かなくて良かったです。お母さんまで行かれたらもっと寂しかったでしょうから」

「私もそうです、ブランシュ」

もしブランシュがスレビエンに行ったら、どれほと寂しかっただろうか。

ブランシュの存在が私にとって大きな慰めになっている。

私たちは目を合わせながら小さく笑った。

「それでは、腰も測りましょうか」

「はぃ、いいですよ!」

私はブランシュの寸法を測った。

背が高くなるにつれ、胴回りも増え、手足も長くなっている。

永遠に子供のようだったブランシュも少しずつ成長しているんだね。

この程度なら既存の服が合わないだろう。

「もう昔の服が小さくなりそうですね。丁度春ドレスを新しく合わせようとしていたところなので、新しく建てなければなりませんね。もしご希望の服はありますか?」

「欲しい服・・・」

ブランシュは何かが思い浮かんだように見えたが、何も言わなかった。

手を弄りながら私の顔色ばかりうかがっている。

 



 

「あの、お母さん。あの、お願いがあるのですが」

「え?何ですか?」

表情を見ると、難しい頼みというよりは恥ずかしい話を切り出そうとしているように見えた。

一体何のお願いをしようとしているんだろう?

ブランシュは私を見て、少し恥ずかしそうに言った。

「もし後で私が結婚する時・・・お母さんが私のドレスを作ってくださることができるでしょうか?」

その言葉を間いた瞬間、私は生まれて初めて太陽を見た人のように言葉を忘れた。

光でできた、言葉でできた花束をもらった気分だ。

私がブランシュの結婚式の時に着る服を作るって?

「た、大変でしょうか?でも、お母さんが作ってくれたドレスが着たくて・・・」

私の返事が遅くなると、ブランシュは焦り始める。

私は急いで答えた。

「いいえ、そんなことはありません。大変ではありません。必ず作ってあげます」

心地よい衝撃のため、答えが出なかっただけだ。

涙が込み上げてあふれそうだった。

幸せすぎて喉が渇くこともあるんだ。

私は涙を見せないように努めながら言った。

「ゼひ、ぜひ私が作ってあげます。世界で一番美しい服を作ってあげます」

感謝のように笑っているブランシュを見ると、ちょうど葬儀場で起きた時のことを思い出す。

ブランシュと少しでも仲良くなればいいのにと、どうすれば私が作った服を着てあげようか悩んでいたのが先日のことのようだが。

私を見ると縮こまって視線を避けていたこの子が私を「お母さん」と呼び、ウェディングドレスを作ってほしいと言う。

ここまで幸せになるとは思ってもみなかった。

ありがたいし、ただありがたいだけだった。

「お願いしてくれて本当にありがとう、ブランシュ」

「ありがとうございます、お母さん」

ブランシュは頬を赤らめて笑う。

結婚式まで3年という時間が残ったが、なんとなく明日ブランシュが結婚しそうな気がした。

わあわあ、うちの子が結婚だなんて。

これは一体何の話だ。

3年後だから16歳しかならないのに。

「16歳も早い」と飛び跳ねていたセーブルを思い出した。

本当に30であれ40であれ、私の目には赤ちゃんだと思うんだけど。

ここにセーブルがいたら、2人で抱きしめて号泣していただろう。

ふぅ、我慢しなければならない。

まだ泣くには早い。

ブランシュも笑ってるじゃないか。

私は涙をのんで天井を見ながら言った。

「でもウェディングドレスは3年後に着るから、今すぐ着る服がないと。着たいものはありませんか?」

「でしたら、あの妖精たちが着てる服が着たいです!」

「あのオーバーオールね」

ああ、あのかわいい服ね。

そういえば、ブランシュがズボンを作ってほしいと言ったのは初めてだね。

少年に変装した時は私が提案したものだから。

ところで、どうして急にズボンの衣装が着たくなったんだろう?

スレビエンでは女も男もズボンをはくから男の服をはくと文句を言う人はいないが・・・。

「あの服が気に入りましたか?」

「はい。そういうのもあるし・・・。私が妖精の服を着たら、みんなが妖精たちに少しでも親しくなるかなと思いまして」

ブランシュは少し悲しそうな表情で言った。

それを聞くと私も心の片隅が寂しくなる。

まだブランシュとベリテの結婚を否定的に見る人も多く、宮に妖精たちが留まるのを嫌がる人も多かった。

いつ頃なら慣れるのだろうか。

ブランシュが妖精族の服を着るのが果たして役に立つのか、懐疑的な気持ちもある。

しかし、ブランシュが着たいなら、私は止めるつもりはなかった。

誰かがうちの娘に何か言ったら、私が胸ぐらを掴んで戦えばいいんだよ!

「分かりました。それではスレビエンの服飾を作ってみます。よく似合うと思います。ベリテとカップルルックのように見えるような気もしますしね」

「えへへ、そうしたらいいですね。ありがとうございます、お母さん。お母さんが最高です!」

ブランシュはそう言って私を抱きしめる。

 



 

私がたくさんブランシュを撫でながら可愛がっている間、ノマが中に入ってきた。

彼女は丁寧に挨拶をする。

「王妃様、アトランシア側から賄り物を送ってきました。ブランシュ姫の遅い誕生日プレゼントだそうです」

いや、ナディアがプレゼントを送ったって?

私はプレゼントが来るよりもナディアから連絡が来たという事実がもっと嬉しかった。

彼女のおかげでモルカの侵略も防いだのに、プレゼントまで送ってくるなんて。

感謝の気持ちがむんむんとわき上がる。

「中に持ってくるように伝えてくれ」

「はい。分かりました」

ノマが外に視線を向けると、すぐに使用人たちが箱をいくつか持ってきた。

箱には豪華な珊瑚、そして貝殻の飾りなどが入っている。

かすかな海のにおいがナディアを思い出させた。

 



 

ブランシュが可愛すぎますね!

ウエディングドレスを作ってほしいなんて、アビゲイルも最高に嬉しいでしょう。

ナディアの再登場が待ち遠しいです。

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